債券相場は30年債や40年債などの超長期債が下落し、利回りが前日に続いて過去最高を更新した。前日の20年債入札が記録的な不調となったことや、28日の40年国債入札に対する警戒感が強まっているようだ。また、江藤農相の辞任で石破政権の基盤の弱さが意識され、日本の財政拡張への懸念も売りにつながったとの見方。一方で中長期債は押し目買いが入り底堅く推移した。
日銀は前日に続きこの日、機関投資家などの実務担当者との債券市場参加者会合を開いた。大手生保などからは、超長期債利回り上昇に対する懸念と対応を求める声が上がった模様。具体的には、現在超長期債の対象2区分の統合を求める意見があった。日銀は昨年7月末から来年1-3月までに国債買い入れ額を5.7兆円から2.9兆円程度まで圧縮する計画で、市場は来年4月以降の買入方針に注目している。
【メモ】
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