JGBトレーディングフロア(2024年5月31日)

債券相場は下落。前日は2年債入札結果を受けて買戻しの動きが見られたが、やはり日銀の金融政策正常化への警戒感から投資家の買いは限られ、再び売りが優勢の展開が続いた。日銀は定例の国債買い入れオペで買い入れ額を前回から据え置いたが、予想通りだとして買い材料視されなかった。ただ夕方発表になる6月の国債買い入れ予定(オペ紙)の公表や今晩の米個人消費支出(PCE)価格指数発表を控えて下値を売り進む動きも限られたようで、取引終盤は様子見ムードが強かった。

【メモ】
日銀6月の国債買入れ方針は、5月分と同じ(据置き)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年5月30日)

債券相場は上昇。米金利の上昇に加え、日銀の早期利上げや国債買い入れ減額観測を背景に午前の取引で長期金利指標となる新発10年債利回りは一時1.10%と約13年ぶりの高水準を付けたが、その後行われた2年国債入札が無難な結果となったことで買いに転じた。金利先高観の中で警戒感も高まっていただけにひとまず安心感が出た模様。ただ来月行われる日銀政策決定会合を見極めるまでは積極的な買いは見込めないとの声多く、10年債の1.1%や先物の143円割れなど節目に到達したことによる短期的なポジションの買い戻しが中心のようだ。

【メモ】
☆2年債入札(461回、CPN0.4%)落札結果
最低落札価格99円95銭5厘(0.422%)、平均落札価格99円96銭4厘(0.418%)、
応札倍率3.77倍(前回3.48倍)、(事前予想価格99円95銭5厘)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2024年5月29日)

債券相場は大幅安。長期金利は前日に続いて上昇し12年半ぶりの高水準を付けた(1.075%)。米長期金利が強い経済統計を受けて大幅に上昇したことや、為替相場の円安進行で日銀の政策修正への警戒感が強まった。月末週であることや1%の大台に到達で投資家の買いが期待されたが、前日のGX移行債のプレミアム剥落など、地合いの悪さが影響して様子見姿勢を強めいているようだ。ただ日銀のYCC修正観測が強まった2022年春から長期金利の先行する形で上昇した10年スワップ金利は1.10%台で推移、一時は40bps以上に拡大した利回り較差も、足元では長期金利が追いつく形で3bps程に縮小してきており、日銀政策修正への織り込みは相応に進んだとの声も聞かれた。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2024年5月28日)

債券相場は下落。長期金利は1.035%と前日に続き12年ぶりの高水準を更新した。日銀の政策修正への警戒感が強く、この日の2月以来2回目となる10年GX移行国債入札は、前回よりも発行額が減ったものの金利先高観から弱めの結果となり、応募者利回りが新発10年債利回りを上回ったことで、グリーニアムと言われたプレミアムが剥落、先物もややネガティブに反応した。安値(143円38銭)は、日銀の金融正常化の起点となった昨年7月のYCC修正以降の最安値143円44銭(23年11月1日)を下回った。

【メモ】
☆10年クライメート・トランジション債入札(2回、CPN1.0%)落札結果
発行価格99円63銭、(応募者利回り1.040%)、
応札倍率3.13倍(前回2.90倍)、(事前予想利回り1.03%)


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JGBトレーディングフロア(2024年5月27日)

債券相場は下落。長期金利は先週に続いて上昇、12年ぶり高水準を更新した(1.025%)。日銀による金融正常化への警戒感が引き続き重しとなっており、この日の内田副総裁の講演での発言も正常化に前向きと捉えられたようだ。また日銀植田総裁も25日にイタリアで開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議後の会見で、12年ぶりの1%台に上昇している長期金利に関し、「長期金利は金融市場で形成されることが基本になる」と語ったことで、投資家の買い姿勢はより慎重になったとの声も聞かれた。明日に2回目の10年GX債の入札を控えているほか、米国市場が休場になることで取引終盤はもみ合いとなった。

【メモ】
☆日銀内田副総裁講演内容~わが国における過去25年間の物価変動「日本銀行金融研究所主催2024年国際コンファランス」における基調講演の邦訳~


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