債券相場は中長期債が上昇。この日の流動性供給入札が、小さいほど入札の好調を示すテール(落札平均利回りと落札最大利回りの差)がゼロとなるなど順調な結果となり、買いが優勢の展開となった。
一方、超長期債は前日の大幅上昇の反動で小幅下落した。参院選後の不透明感もあるため楽観はできないが、仮に与党過半数割れとなっても政権交代、連立政権の作り直し、消費税減税へとつながるには、幾つかの相応に高い政治的ハードルがあり、海外投資家などは与党大敗を材料に「日本売り」を仕掛けるよりも、むしろ押し目買いの機会を見計らっているとの観測もあるようだ。
【メモ】
☆流動性供給入札(433回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.008%、募入平均利回り較差-0.008%、応札倍率3.51倍(前回1.99倍)
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