JGBトレーディングフロア(2020年3月31日)

債券相場は下落。新型コロナウイルス感染拡大を巡って財政支出拡大に伴う国債増発の警戒感と、この日の2年債入札が低調な結果になったことから売り圧力が強まった。
ただ終盤に国内株の下落を受けて先物の下値は限られた。日銀が夕方公表した国債買い入れオペの運営方針で回数や金額の増加が伝わり、先物が買われている。(高値152円78銭、17:20頃)

【メモ】
☆2年債入札(411回債,CPN0.1%)入札結果
最低落札価格100円42銭5厘(-0.112%)、平均落札価格100円45銭2厘(-0.125%)、応札倍率4.28倍(前回4.59倍)。(事前予想中央値100円43銭5厘)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2020年3月30日)

債券市場は上昇。前週末の米国長期金利の低下や、日本株の下落を受けて買いが優勢だった。期末を前にした戻り売りなどで中長期債の上値が限定的だった一方、超長期債は投資家からの買いで堅調となったことから利回り曲線はフラット化した。先物の出来高は2016年12月以来の1兆円(1万枚)割れで、値動きが比較的広く推移する中での低出来高は、流動性がいまだ乏しいことを示している。

【今週のスケジュール】
3/30
国内予定 石破茂衆院議員会見(日本外国特派員協会) / 五輪組織委理事会
海外予定 【米国】中古住宅販売成約指数 (2月) / ダラス連銀製造業景況指数(3月)【欧州】ユーロ圏景況感指数 (3月) / ユーロ圏消費者信頼感指数 (3月) / 独CPI(3月)

3/31
国内予定 2年利付国債入札 / 日銀「当面の長期国債等の買い入れについて」/ 有効求人倍率(2月) / 失業率 (2月) / 鉱工業生産 (2月) / 小売売上高 (2月) / 自動車生産台数(1月) / 住宅着工戸数(2月)
海外予定 【米国】消費者信頼感指数(3月) / 主要20都市住宅価格指数(1月)【欧州】ユーロ圏CPI(3月) / 独失業率(3月) / 英GDP(4Q)【その他】中国製造業PMI(3月) / 中国非製造業PMI(3月) / 「OPECプラス」減産措置終了

4/1
国内予定 日銀短観 / 自動車販売台数(3月)
海外予定 【米国】自動車販売(3月) / ISM製造業景況指数(3月) / 建設支出(2月)【欧州】ユーロ圏製造業PMI(3月) / ユーロ圏失業率(2月)【その他】中国財新製造業PMI(3月) / 露GDP(4Q)

4/2
国内予定 10年債入札 /マネタリーベース月末残高(3月)
海外予定 【米国】貿易収支(2月) / 製造業受注(2月)【欧州】ユーロ圏PPI(2月)

4/3
国内予定 国庫短期証券(3カ月)入札 / 日銀の需給ギャップと潜在成長率
海外予定 【米国】米雇用統計(3月) / ISM非製造業総合景況指数(3月)【欧州】ユーロ圏総合PMI(3月) / ユーロ圏サービス業PMI(3月) /ユーロ圏小売売上高(2月) / ドイツ,フランスのソブリン格付け発表(S&P)【その他】インド中銀,政策金利決定 / 中国財新サービス業PMI(3月) / 中国財新コンポジットPMI(3月)


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光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2020年3月27日)

3月第4週の株式市場は、NYダウ+12.84%、日経平均+17%と大幅反発となりました。
米国の2兆ドル規模の経済刺激策の採決メドが付いたことがおおきな後押しとなりましたが、最も大きなニュースは、3/24に報じられた「武漢市の封鎖を4/8に解除予定」のニュースではないでしょうか。
欧米では爆発的な感染拡大が止まらず、外出規制の影響から、3/26に発表された米国の新規失業保険申請件数は328万件ととてつもない数値となりました。しかしながら、(感染者0の信憑性はさておき)武漢市の封鎖解除のニュースは、都市封鎖も約2か月の辛抱で終わりが見えてくる、という非常に勇気づけられるものです。
また、出口の具体的なスケジュールが考えられるようになると、2か月の経済活動停止に対する2兆ドルの財政出動の多寡を勘定しやすくなったことも市場にはよい流れです。

とは言え、2月からの暴落で投資家のポートフォリオは大きく傷んでおり、元の状態に戻るのには時間を要するものと思います。ダウの暴落パターンを比較すると、戻りの強さはリーマンショック時と似ており、24,000ドル手前まで上昇はあるかもしれせん(その後2番底を付けに行った点に注意)。
来週半ばから新年度という事もあり、年度末/年度初めで大きく投資行動が変化する可能性があります。今月見られたヘッジファンドのポジション縮小はロスカットによるものでしたが、大規模な解約にともなうポジション縮小があるとすればこれからかと思いますので、年度末に向けての株価がリバウンド継続したとしても観/油断は禁物です。


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JGBトレーディングフロア(2020年3月27日)

債券市場では中期債が下落。米ドルへのニーズの高まりで急拡大していたドル円ベーシスのマイナス幅が縮小、海外投資家の日本国債への投資妙味も薄れるとの見方から短・中期債が売り優勢の展開。この日の日銀買いオペでも残存1年~3年のゾーンで、ほかのゾーンに比べ利回り格差が開き、売り圧力の強まりが示された。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4200憶円、3-5年3400憶円、5-10年3500憶円(金額据え置き)。応札倍率はそれぞれ2.55倍、2.31倍、2.67倍。


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JGBトレーディングフロア(2020年3月26日)

債券相場は大幅高。朝方は米債の下げを受けて売りが先行したが、日本株が大幅下落したことで買いが優勢となり、懸念されていた40年債入札の結果も強かったことで買い安心感につながった。
ただ中長期ゾーンや先物が堅調だった一方、超長期債は売られたことから利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

【メモ】
☆40年債入札(12回債リオープン,CPN0.5%)入札結果
発行価格101円79銭(応募者利回り0.450%)応札倍率2.66倍(前回2.86倍)。(事前予想利回り0.460%)

 


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