JGBトレーディングフロア(2025年8月5日)

債券相場は年内利下げ観測の強まりから米長期金利の低下が続いたことを受け買いが優勢となった。この日実施された10年国債入札は、最低落札価格が100円18銭と、市場予想100円21銭を下回ったほか、小さいと好調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)が14銭と前回の3銭から拡大し、結果の前後で先物に売りが出たものの、下げは限定的で、その後は徐々に買いが優勢となった。
前日からの相場上昇が急ピッチだったこともあり、やや弱めな結果も無難な内容との受け止めが多いようだった。また、年限の短い中期債利回りが日銀の利上げ先送りを意識して下がりやすいことも支えになっているとの見方もあった。この流れでさらに上の水準を試すには7日の30年債入札結果が左右しそうとの声も聞かれた。

【メモ】
☆10年債入札(379回、CPN1.5%)落札結果
最低落札価格100円18銭(1.479%)、平均落札価格100円32銭(1.462%)、応札倍率3.06倍(前回3.51倍)、(事前予想価格100円21銭)


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