JGBトレーディングフロア(2025年9月17日)

債券は上昇。20年債入札が強い結果となったことを受けて買いが優勢になった。入札結果は、応札倍率が過去12カ月平均3.21倍を上回る4倍だった他、最低落札価格は97円90銭と、市場予想の97円80銭を上回った。自民党総裁選を控える中、財政拡張リスクはおおむね織り込んでいるとの見方もあるが、今晩の米FOMCでは利下げが見込まれ、タイミング的に応札しやすい状況だったことも影響したようだ。
月末に向けて需給面での一定の下支えは期待できるが、明日からの日銀会合の結果や総裁会見を控えていることや、また政治リスクを踏まえると堅調な相場も一時的とみる向きもあるようだ。

【メモ】
☆20年債入札(193回、CPN2.5%)落札結果
最低落札価格97円90銭(2.662%)、平均落札価格98円00銭(2.654%)、応札倍率4.00倍(前回3.09倍)、(事前予想価格97円80銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年9月16日)

債券相場は下落。小泉氏が自民党総裁選に立候補する意向を表明し、日銀の早期利上げが連想された。明日17日の20年債入札に向けた売りも重しになった。18日未明に結果が出る米FOMCでの0.25ポイントの利下げはすでに織り込み済みとの見方で買い材料とはなりにくく、また19日に政策を公表する日銀は現状維持が見込まれるも、総裁選有力候補の小泉氏は過去に「日銀の独立性を尊重する」と述べるなど日銀金融政策に関して逆風にならない(利上げ容認)との見方から次回10月利上げの可能性が高まった。
20年債入札についても総裁選に向けて物価高対策を議論する状況下では、慎重にならざるを得ないとの声も聞かれた。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2025年9月12日)

債券相場は中長期債が続落。この日も日銀の年内の利上げを意識した売りが優勢だった。自民党次期総裁として本命視されている小泉進次郎農相が出馬の意向を固めたとの報道を受けて、日銀の年内利上げ期待が復活した。
また一方で、超長期債は上昇。小泉氏が出馬すれば、積極財政派の高市前経済安全保障担当相が自民党総裁になる可能性が低下するとのことで見直し買いが入ったと指摘する声が聞かれた。
10月1日に公表される日銀短観や同3日の植田総裁の講演などを経て利上げに向けた機運が高まるとの見方だが、とりあえず来週19日の日銀会合後の植田総裁のスタンスに注目が集まりそうだ。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2025年9月11日)

債券は中長期債が下落。市場は再び日銀の年内の追加利上げに対する警戒度を高めた。
もともと新政権発足後の財政拡張で中長期中心の国債増発が懸念される中で10月会合(2025年10月29・30日)での利上げとなれば、今の水準は割高との指摘か聞かれた。
来週18・19日で行われる日銀会合(市場コンセンサスは、現状維持)後の会見で植田総裁の地ならし的な発言が出るかに注目しているようだ。スワップ市場が織り込む10月までの利上げ確率は3割強、年内は6割前後で推移している。
この日、日銀は定例の国債買い入れオペを通知、残存期間1年超3年以下のゾーンでやや需給の緩みが示され、相場の重しとなった。なお先物取引は中心限月が12月限に移行した。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3250億円、5-10年3500億円、10-25年1350億円、25年超750億円。応札倍率は、それぞれ3.04、2.17、2.94、2.91倍

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2025年9月10日)

債券相場は中期債が下落。米長期金利の上昇に加え、日銀が年内利上げの可能性を排除しないとの報道が重しになった。超長期債は前日からの買い戻しが続いて上昇した。この日行われた5年債入札は最低落札価格が予想通りだったほか、応札倍率も前回を上回り、無難な結果だった。
自民党総裁選など政治的な日程から年内利上げが難しいとの見方に傾く中でのこの報道が、実勢の利回り上昇につながり、結果的に需要を集めたようだ。市場は、追加利上げよりも石破首相の退陣による財政拡張懸念の高まりを警戒しており、首相指名選の行方が見えてくるまでは超長期債の買戻しは限られ、イールドカーブのスティープ化は続くとの見方が多いようだ。

【メモ】
☆5年債入札(180回、CPN1.1%)落札結果
最低落札価格99円88銭(1.126%)、平均落札価格99円91銭(1.119%)、応札倍率3.70倍(前回2.96倍)、(事前予想価格99円88銭)


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