JGBトレーディングフロア(2025年8月4日)

債券相場は、雇用統計を受けて米長期金利が大幅低下した流れを引き継ぎ、中長期債が大きく上昇した。
米国の景気減速も意識されたようだが、雇用統計の結果のみで判断するのは尚早との見方もあり、この日は、朝方の買い一巡後は、上げ幅を徐々に縮めた。
ただ、今後の米経済指標や翌月の雇用統計に対する注目度も高まり、米国の利下げ期待もある中で、今月はよほどのことがない限り金利は上がりにくいのではとの声が聞かれた。
明日は、国内10年債入札があるが、先週の日銀植田総裁のハト派的なスタンスも含めて、投資家の金利の目線は1.6%からやや下方に下がれば、順調な結果につながるとの見方から先回りの買いもあったようだ。

【メモ】
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 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年8月1日)

債券相場は中期債が上昇。前日の植田日銀総裁の会見で利上げに積極的な姿勢が示されず早期利上げに慎重な姿勢を受けた買いが優勢だった。
一方で、超長期債は利上げによる短めの債券との利回り格差縮小を見込んだイールドカーブのフラット化取引の反動で売られた。
先物も早い時間は買い優勢だったが、その後は上げ幅を縮めた。日米関税交渉の合意を受けて日銀が利上げに対する積極姿勢を強めてタカ派化すると見込んでいた向きの買戻しが入るも、今晩に米国7月の雇用統計を控えていることもあり、勢いは限定的だった。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2025年7月31日)

債券相場は先物が小幅上昇。日銀がこの日の金融政策決定会合(政策金利は据え置き)の展望リポートで2025年度のコアCP見通しを2.2%上昇から2.7%上昇に引き上げたことで利上げ期待の高まりから売りが出るも流れは一時的で、その後は買戻しが優勢となった。
今晩結果が判明するFOMCは、政策金利の据置きが見込まれているものの、トランプ大統領が利下げを要望していることもあり、米長期金利の低下を警戒して売りは限られたようだ。その後、午後3時半からの会見で植田総裁は「25年度物価見通しの上方修正だけで金融政策は左右されない」と述べるなど、ややハト派的なスタンスだったことで先物は夜間取引で上げ幅を広げた。

【メモ】
☆植田総裁会見の主なポイント(出所:Bloomberg)
<金融政策運営>
「25年度物価見通しの上方修正だけで金融政策が左右されるというものではない」
「リスクや確度点検し、利上げの是非やタイミングを適切判断」
「ビハインド・ザ・カーブに陥っているとは思わないし、そうなる可能性が高いと思っていない」
「関税巡る不確実性は低下、見通し実現の確度は少し高まった」
<日米関税>
「合意は大きな前進、日本経済巡る不確実性の低下につながる」
「各国通商政策など今後の展開や影響巡る不確実性は高い」
「関税政策の影響、ハードデータにどう影響現れるか見たい」
<基調的な物価上昇率>
「なお2%を下回っているが緩やかな上昇傾向、以前よりも2%に近づいている」
「労働需給が引き締まっていることや賃金上昇を価格に転嫁する動きが続いていることから2%に向けて緩やかに上昇している」
「世界経済の成長鈍化を受けて伸び悩むが、その後は賃金と物価が上昇するメカニズムが維持され、人手不足や中長期的な予想物価上昇率上昇を受けて徐々に上昇していく」ほか。


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ウィークリーレポート(2025年8月1日)

8月第1週の株式市場は、日経平均は▲1.58%、NYダウは▲2.92%と小幅な動きでした。ユーロストックス50も▲3.49%と下落しました。

7月下旬からの下落という事もあり、昨年のブラックマンデーを彷彿させますが、フィラデルフィア半導体指数は▲2.09%とNYダウの下落に比べてマイルドであり、円キャリートレードで積みあがったハイテクポジションの巻き戻しとなった昨年の暴落とは状況が異なります。

とは言え、VIX指数が6月以来となる20ptを超え、またVVIX指数も109.79ptとこちらも6月以来の100pt声となっており、高値圏からの下落という事でリスク指標について確認してみます。
炭鉱のカナリアともいわれるハイイールドスプレッドは前週末2.64%から2.89%へ15bp拡大。水準としてはまだ3%未満で警戒するべき水準ではないものの、スプレッド拡大の勢いに注意が必要です。また、ハイイールドスプレッドと同様に、未上場企業への貸し出しを行っているBDCの指数は前週比▲4.3%下落となっており、こちらもよくない兆候を示しています。

S&P BDC Index
https://www.spglobal.com/spdji/en/indices/equity/sp-bdc-index/#overview

S&P500の調整局面入り後の値動きパターンでは、ボトムからの回復速度は98年と同様の類似性が継続していますが、タイミング的には5%幅のボックス相場への移行タイミングとなっており、13週線5961ptあたりを下値目途としたいです。日経平均についても前週のレポートで述べた、高値圏で上昇率3.5%以上の上昇率を記録したケースでは今後の見通しはブルであり、米国市場につられて調整する場合でも、13週線38920円を下値目途としたいです。


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