JGBトレーディングフロア(2025年9月10日)

債券相場は中期債が下落。米長期金利の上昇に加え、日銀が年内利上げの可能性を排除しないとの報道が重しになった。超長期債は前日からの買い戻しが続いて上昇した。この日行われた5年債入札は最低落札価格が予想通りだったほか、応札倍率も前回を上回り、無難な結果だった。
自民党総裁選など政治的な日程から年内利上げが難しいとの見方に傾く中でのこの報道が、実勢の利回り上昇につながり、結果的に需要を集めたようだ。市場は、追加利上げよりも石破首相の退陣による財政拡張懸念の高まりを警戒しており、首相指名選の行方が見えてくるまでは超長期債の買戻しは限られ、イールドカーブのスティープ化は続くとの見方が多いようだ。

【メモ】
☆5年債入札(180回、CPN1.1%)落札結果
最低落札価格99円88銭(1.126%)、平均落札価格99円91銭(1.119%)、応札倍率3.70倍(前回2.96倍)、(事前予想価格99円88銭)


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