債券相場は下落。米中貿易戦争に対する懸念の一服を受けて株高・債券安が進んだ米国市場の流れ引き継ぎ、売りが先行した。日本銀行がこの日の国債買い入れオペで今月3回目の減額に踏み切ると一段安となったが、引き続き押し目買いの動きに支えられ、先物もオペ通知が伝わる前の水準まで戻した。夕方発表の日銀の9月の国債買い入れ方針では、残存5~10年債の1回あたりのオファー金額のレンジを3000憶~6500憶円から2500憶~5500憶円に引き下げた。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、10-25年1600憶円、25年超400憶円、物価連動債250憶円(金額据え置き)。応札倍率は、3.91倍、3.56倍、5.38倍。
【来週のスケジュール】
9/2 4-6月法人企業統計 / 自動車販売台数(前年比) (8月) /【米】株式・債券市場休場(レーバーデー)/【欧】ユーロ圏製造業PMI(8月) /【中】財新製造業PMI(8月)
9/3 10年債入札 /マネタリーベース月末残高 (8月) /【米】ボストン連銀総裁講演 /ISM製造業総合景況指数(8月) /【欧】英議会再開 / ユーロ圏PPI(7月) /【豪】RBA政策金利発表
9/4 黒田日銀総裁あいさつ(都内) / 片岡審議員講演,会見(函館市) / 安倍首相訪ロ(東方経済フォーラム) /【米】ニューヨーク連銀総裁講演 / 地区連銀経済報告(ベージュブック) / 貿易収支(7月) / ミネアポリス連銀総裁講演 / シカゴ連銀総裁講演 / 米議会の諮問機関「米中経済安全保障調査委員会」/【欧】ユーロ圏総合,サービス業PMI(8月) / ユーロ圏小売売上高(7月) /【中】財新サービス業,コンポジットPMI(8月)
9/5 30年債入札 /【米】製造業受注(7月) / ISM非製造業総合景況指数(8月) /【欧】独製造業受注(7月)
9/6 国庫短期証券(3カ月)入札 / ソフトバンク無担保社債の利率決定(仮条件年1.2~1.8%,4000億円) /【米】雇用統計(8月) /【欧】独家電見本市IFA開幕 / ユーロ圏GDP(2Q) / 独鉱工業生産(7月)