JGBトレーディングフロア(2023年2月27日)

債券市場は、先物や中期債に売り圧力が掛かった。海外長期金利に対する先高観が、国内債にも影響したようだ。
この日から日銀は、10年カレント3銘柄の一部の国債補完供給について、品貸料の引上げ(0.25%→1%)や売却上限額の引下げの金融調節措置を行ったが相場への影響は限られ、新発10年債利回りは引き続き日銀の許容幅上限0.50%で推移した。
一方、超長期債は月末の投資家需要(デュレーション調整など)を背景に底堅く推移した。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額174億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円☆☆日銀買入オペ 3-5年5000億円、5-10年6750億円、10-25年3000億円、物価連動債600億円。(定例)応札倍率は、それぞれ2.46、1.85、1.97、3.20倍。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年2月24日)

債券相場は上昇。次期日銀総裁候補の植田氏が国会での所信聴取で、現行の金融緩和策の継続を表明、加えて物価目標達成にはなお時間がかかると述べたことが事前に予想された内容と変わらず、イベント通過で買いが優勢になった。
この日行われた残存期間5年超15.5年以下の流動性供給入札も無難に通過したことも相場を支えた。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円☆流動性供給入札(375回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果募入最大利回り較差 -0.017%、募入平均利回り較差-0.019%、応札倍率3.44(前回4.67倍)。

【来週のスケジュール】
2/27
<国内予定>
日銀国債買いオペ(3-5年,5-10年,10-25年) / 日銀総裁候補の所信聴取(参院議院運営委員会) / 景気動向指数(12月)<海外予定>
【米国】米耐久財受注(1月) / 米中古住宅販売成約指数(1月)
【欧州】モバイル・ワ-ルド・コングレス(MWC)(バルセロナ) / ユ-ロ圏マネ-サプライ(1月) / ユ-ロ圏景況感指数(2月) / ユ-ロ圏消費者信頼感指数(2月)
【その他】*****
<海外決算>
ズ-ム

2/28
<国内予定>
2年利付国債入札 / 日銀副総裁候補の所信聴取(参院議院運営委員会) / 日銀国債買い入れ日程(3月) / 鉱工業生産(1月) / 小売売上高(1月) / 百貨店・ス-パ-売上高(1月) / 日銀,基調的なインフレ率を捕捉するための指標 / 住宅着工件数(1月) / 外国為替平衡操作の実施状況(月次ベ-ス,1月30日-2月24日)
<海外予定>
【米国】米ゴ-ルドマン,投資家デ- / 卸売在庫(1月) / 主要20都市住宅価格指数(12月) / FHFA住宅価格指数(12月) / 消費者信頼感指数(2月)【欧州】ドイツ2年債入札
【その他】*****

3/1
<国内予定>
日銀の中川審議委員あいさつ(福島県金融経済懇談会) / auじぶん銀行日本製造業PMI(2月)
<海外予定>
【米国】米テスラ,投資家デ- / 自動車販売(2月) / S&Pグロ-バル米製造業PMI(2月) / 建設支出(1月) / ISM製造業景況指数(2月)【欧州】英中銀総裁講演 / ドイツ15年債入札 / S&Pグロ-バル・ユ-ロ圏製造業PMI(2月) / 独失業率(2月) / 独CPI(2月)
【その他】中国製造業・非製造業PMI(2月) / 中国財新製造業PMI指数(2月) / オ-ストラリアGDP(4Q)
3/2
<国内予定>
10年利付国債入札 / 日銀の高田審議委員あいさつ(神奈川県金融経済懇談会)2月度国内ユニクロ売上推移速報 / 法人企業統計(4Q) / 営業毎旬報告(2月20日現在) / 消費者態度指数(2月)
<海外予定>
【米国】*****
【欧州】ECB議事要旨(2月2日会合分) / ユ-ロ圏CPI(2月) / ユ-ロ圏失業率(1月)
【その他】*****

3/3
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 東京CPI(2月) / 完全失業率(1月) / auじぶん銀行日本複合PMI(2月)
<海外予定>
【米国】米独首脳会談(ホワイトハウス) / 米アトランタ連銀総裁開会の挨拶(事前録画) / S&Pグロ-バル米総合・サ-ビス業PMI(2月) / ISM非製造業総合景況指数(2月)
【欧州】S&Pグロ-バル・ユ-ロ圏総合・サ-ビス業PMI(2月) / ユ-ロ圏PPI(1月)
【その他】中国財新サ-ビス業PMI(2月)


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光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2023年2月24日)

2月第4週は、日経平均は▲0.22%、NYダウ▲2.99%、ユーロストックス50▲2.25%とそろって続落となりました。米国金利は引き続き上昇、10年債利回りは+12bpの3.94%となりました。
S&P500は200MA 3940ptにタッチする手前で反発し、下髭を付ける形となっていますが、全米個人投資家協会(AAII)のデータでは強気-弱気のネット数が▲17と3週ぶりに毎マイナスとなり、センチメントは悪化しており、昨年12月の安値圏3800ptまでの一段の下落を警戒した方がよさそうです。

日本市場でも、騰落レシオが127%と過熱水準で高止まりしており、下落に身構えたいところです。
とはいえ、2/24に行われた植田日銀総裁候補の所信表明では、「足元のインフレは一時的で2%物価目標の安定的な達成には現状の金融緩和政策は維持」との発言があり、当日は株高債券高となり、為替欧州時間から米国金利高もあり136円51銭まで円安が進行しました。
S&P500が3800ptまで下落しても、日銀の緩和継続期待と円安により日経平均の下落は26500円あたりでまでにとどまると思われます。

目先の取引としてはダウ先物売り/日経先物買いや、あるいは日経平均のダウンサイドは限定的と見越してストラドルの売りなどがよさそうです。


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JGBトレーディングフロア(2023年2月22日)

債券市場は、海外金利の上昇を受けて、中長期債や先物に売り圧力がかかった。新発10年国債利回りが一時0.505%に上昇し、日銀の許容幅上限を2日連続で超えたほか、先物も2月以降の最安値を付けた。日銀はこの日、臨時の国債買入れオペと28日に5年の共通担保オペを行うことを通知するも、相場への影響は限定的。
ただ、政策変更が行われていない以上、日銀はこれまで通り買入れ等による金融調節が機械的に行われると見られ、金利上昇についてのさらなる手掛かりがないと売りにくい水準にあり、24日から始まる衆参両院での植田新総裁候補の所信聴取で保守的な発言に留まれば買戻しの動きも強まるとの見方もあるようだ。

【メモ】☆日銀買入オペ 5-10年3000億円、10-25年1000億円。(定例)応札倍率は、それぞれ3.33、3.02倍。☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額1413億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円。


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JGBトレーディングフロア(2023年2月21日)

債券市場は、新発10年国債利回りが一時、業者間取引で日銀の許容上限0.50%を上回る0.505%まで上昇した。市場は24日の植田和男次期日銀総裁候補への所信聴取を警戒しており、午前のオペ通知を挟んで5年債や先物が軟調に推移した。一方、超長期債はこの日の20年債入札を無難に通過し堅調に推移した。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,367~369回0.50%) 落札金額1495億円 / 国債買入(固定利回り方式 358回0.50%) 落札金額0億円
☆20年債入札(183回,CPN1.4%)落札結果最低落札価格101円35銭(1.314%)、平均落札価格101円48銭(1.306%)、応札倍率3.05倍(前回3.36倍)。(事前予想価格101円35銭)


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