ウィークリーレポート(2023年2月24日)

2月第4週は、日経平均は▲0.22%、NYダウ▲2.99%、ユーロストックス50▲2.25%とそろって続落となりました。米国金利は引き続き上昇、10年債利回りは+12bpの3.94%となりました。
S&P500は200MA 3940ptにタッチする手前で反発し、下髭を付ける形となっていますが、全米個人投資家協会(AAII)のデータでは強気-弱気のネット数が▲17と3週ぶりに毎マイナスとなり、センチメントは悪化しており、昨年12月の安値圏3800ptまでの一段の下落を警戒した方がよさそうです。

日本市場でも、騰落レシオが127%と過熱水準で高止まりしており、下落に身構えたいところです。
とはいえ、2/24に行われた植田日銀総裁候補の所信表明では、「足元のインフレは一時的で2%物価目標の安定的な達成には現状の金融緩和政策は維持」との発言があり、当日は株高債券高となり、為替欧州時間から米国金利高もあり136円51銭まで円安が進行しました。
S&P500が3800ptまで下落しても、日銀の緩和継続期待と円安により日経平均の下落は26500円あたりでまでにとどまると思われます。

目先の取引としてはダウ先物売り/日経先物買いや、あるいは日経平均のダウンサイドは限定的と見越してストラドルの売りなどがよさそうです。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です