2月第4週は、日経平均は▲0.22%、NYダウ▲2.99%、ユーロストックス50▲2.25%とそろって続落となりました。米国金利は引き続き上昇、10年債利回りは+12bpの3.94%となりました。
S&P500は200MA 3940ptにタッチする手前で反発し、下髭を付ける形となっていますが、全米個人投資家協会(AAII)のデータでは強気-弱気のネット数が▲17と3週ぶりに毎マイナスとなり、センチメントは悪化しており、昨年12月の安値圏3800ptまでの一段の下落を警戒した方がよさそうです。
日本市場でも、騰落レシオが127%と過熱水準で高止まりしており、下落に身構えたいところです。
とはいえ、2/24に行われた植田日銀総裁候補の所信表明では、「足元のインフレは一時的で2%物価目標の安定的な達成には現状の金融緩和政策は維持」との発言があり、当日は株高債券高となり、為替欧州時間から米国金利高もあり136円51銭まで円安が進行しました。
S&P500が3800ptまで下落しても、日銀の緩和継続期待と円安により日経平均の下落は26500円あたりでまでにとどまると思われます。
目先の取引としてはダウ先物売り/日経先物買いや、あるいは日経平均のダウンサイドは限定的と見越してストラドルの売りなどがよさそうです。