JGBトレーディングフロア(2022年5月27日)

債券相場は上昇。前日売られた超長期ゾーンを中心に再び買いが入ったことが上昇につながった。日銀がこの日も指し値オペを実施したことも相場の支えとなった。

【今週のスケジュール】
5/30
<国内予定>
日銀国債買いオペ(3-5,5-10,25年超) / 工作機械受注(4月)
<海外予定>
【米国】米休場(メモリアルデー)
【欧州】EU首脳特別会合(ブリュッセル) / ハノーバーメッセ / ユーロ圏景況感指数(5月) / ユーロ圏消費者信頼感指数(5月) / 独CPI(5月)
【その他】*****

5/31
<国内予定>
2年債入札 / 日銀国債買い入れ日程(6月) /失業率(4月) / 鉱工業生産(4月) / 小売売上高(4月) / 百貨店・スーパー売上高(4月) / 消費者態度指数(5月) / 住宅着工件数(4月)
<海外予定>
【米国】FHFA住宅価格指数(3月) / 米主要20都市住宅価格指数(3月) / 米消費者信頼感指数(5月)
【欧州】ドイツ5年債入札 / ユーロ圏CPI(5月) / 独失業率(5月)
【その他】中国製造業・非製造業PMI(5月)
<海外決算>
セールスフォース / ㏋インク

6/1
<国内予定>
日銀,債券市場サーベイ(5月調査) / 設備投資(1Q) / 企業売上高(1Q) / 自動車販売台数(5月)
<海外予定>
【米国】FRB,バランスシート縮小開始 / ニューヨーク連銀総裁イベント挨拶 / セントルイス連銀総裁講演 /ベージュブック公表 / 自動車販売(5月) / 求人件数(4月) / 建設支出(4月) / ISM製造業景況指数(5月) / S&Pグローバル・ユーロ圏製造業PMI(5月)
【欧州】ECB総裁や中国人民銀総裁,オンラインイベント「グリーンスワン2022」のパネル討論会に参加 / ユーロ圏失業率(4月)
【その他】中国財新製造業PMI指数(5月) / 豪GDP(1Q)
<海外決算>
ゲームストップ

6/2
<国内予定>
10年債入札
日銀の安達審議委員あいさつ,記者会見幌市金融経済懇談会) / マネタリーベース(5月) / 営業毎旬報告
<海外予定>
【米国】クリーブランド連銀総裁講演 / 製造業受注(4月)
【欧州】英休場(バンクホリデー) / 「OPECプラス」閣僚級会合 / ユーロ圏PPI(4月)
【その他】*****
<海外決算>
ブロードコム

6/3
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札
<海外予定>
【米国】雇用統計(5月) / ISM非製造業総合景況指数(5月) / S&Pグローバル・ユーロ圏サービス業・総合PMI(5月)
【欧州】EU外相理事会(通商) / 英休場(プラチナ・ジュビリー・バンクホリデー) / ユーロ圏小売売上高(4月)
【その他】香港,中国休場(端午節)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2022年5月27日)

5月の第3週の株式市場は、日経平均+0.16%と小幅続伸、記録的な8週続落中のNYダウは+6.24%の大幅反発となりました。

5月FOMC以降の流れでは、米国ブレークイーブンインフレ率が低下トレンド、債券ボラティリティを示すMOVE指数もピークアウトして下落傾向と、債券市場ではFEDのインフレファイターぶりにある程度の落ち着きを取り戻しつつある状態でしたが、株式市場では金利引上げによる株価バリュエーションの引下げからグロース株を中心に大きく売られる展開となっていました。

その株式市場についても、VIX指数は25.72ptと依然として20台後半の高水準にあるものの、VVIX指数は5/26に93.66ptとコロナショック後の最低値を更新し目先のマーケットの鎮静化を織り込みに行っているようです。また、S&P500、NYダウともに4月以降戻り売りの出ていたトレンドラインを上抜け、テクニカル的には中規模のリバウンドが期待されます。戻りの目途としては、NYダウ100日線34100ドル、日経平均200日線27946円あたりが意識されます。

ただし、このまま昨年の様にブルマーケットに回帰するかというと怪しいところで、クリーブランド連銀が日次で公表しているナウキャストCPIは5/16以降、再度緩やかに上昇してきており6/10のCPIなどで市場予想より強い数値が出れば再び利上げ加速が意識され、株安となる展開に戻るので注意が必要です。

クリーブランド連銀 ナウキャスト
https://www.clevelandfed.org/our-research/indicators-and-data/inflation-nowcasting.aspx


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JGBトレーディングフロア(2022年5月26日)

債券相場は反落。昨日の米国FOMC議事要旨の公表後に米長期金利の低下が一服したことに加えて、前日までの相場上昇で高値警戒感が強まり売り圧力が掛かった。米景気減速懸念は燻るものの、この先2回の利上げが確実視される中でさらに金利が低下するかは懐疑的との見方。国内債も先物に買戻し観測があるものの、長期的には金利上昇を予想する動きがまだ続いているようでその動きは限られたようだ。なおこの日の40年国債入札は無難に通過した。

【メモ】
40年債入札落札結果(第15回、CPN1.0%)
応募者利回り1.070%(97円74銭)、応札倍率2.42倍(前回2.19倍)。


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JGBトレーディングフロア(2022年5月25日)

債券相場は上昇、長期金利は約1カ月半ぶりの水準に低下した。前日の米長期金利低下の流れを受けて買いが優勢、この日の定例の国債買いオペも相場の支えとなった。米金利の先高観が後退してきたことや指値オペ対象にあった10年国債の相対的な割高感が薄れて買いが入ったことで、先物も買戻しの動きがみられるようだ。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4750億円、3-5年4750億円、5-10年5000億円、10-25年1250億円(事前通告通り)。応札倍率はそれぞれ1.92、2.45、4.27倍。


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JGBトレーディングフロア(2022年5月24日)

債券相場は上昇。米長期金利が時間外取引で低下したことやこの日の流動性供給入札を無難に通過したことで買いが優勢となった。日銀指し値オペを毎営業日通知していることで10年債に対する売りが限定される中、国内金利の上昇を見込んで売られていた先物のポジションに巻き戻しの動きが出ているとの見方。

【メモ】
流動性供給入札落札結果(第358回、残存期間5年超15.5年以下)
最大利回較差 -0.007% 平均利回較差-0.007% 応札倍率4.33倍(前回4.65倍)。


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