JGBトレーディングフロア(2021年9月28日)

債券相場は下落。長期金利が3カ月半ぶりの水準(0.07%)に上昇した。米長期金利の上昇基調が続き一時1.5%を上回る流れを受けて、売り圧力がかかった。午後からは米国債の時間外取引で利回りが再び1.5%台で推移し、この日の40年債入札もやや弱めの結果になったことで、先物中心に一段安となった。

☆40年債入札(14回リオープン,CPN 0.7)落札結果
発行価格97円62銭(0.770%)、平応札倍率2.53倍(前回2.72倍)。(事前予想利回り0.770%)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2021年9月24日)

債券相場は下落。長期金利が約3カ月ぶりの高水準(0.005%)を付けた。今回のFOMCで利上げ見通しについてタカ派的な見解になったことや中国恒大問題の懸念などがいったん後退したことで米金利が上昇、国内債も連れる形で売り圧力が掛かった。この日の日銀買い入れオペも弱めの結果となり、午後の一段安につながった。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4500億円、3-5年4500億円、5-10年 4250億円、25年超500億円(金額は事前通知通り)。応札倍率はそれぞれ2.75、3.11、2.59倍、5.40倍。


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ウィークリーレポート(2021年9月24日)

9月の第4週の株式市場は、日経平均▲0.82%、NYダウは +0.62%、ユーロストックス50+0.67%となりました。週前半は、中国恒大集団の債務問題から日経平均は一時▲2.68%安となったものの、その後、FOMCでは市場予想通り11月テーパリング開始を示唆、株式市場はFRBの強気な経済見通しを歓迎し上昇しました。
一方、米国長期金利は、FOMCで2022年中の利上げの可能性示され、前週比+7bpの上昇。9月では+12bpと前月に続いて続伸。今年三月以降調整局面となっていましたが8月からは再びゆるやかな上昇トレンドとなっており、今回のFOMCでトレンドがさらに加速するか注目です。Sell the rumor, buy the factの格言を考えれば次回FOMC(11/4)まで長期債は売られる長期金利は上昇する展開が考えられます。

FRB議長、テーパリング11月開始の可能性指摘-22年半ば完了も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-22/QZUKQ9T0AFBB01

長期金利の上昇局面(ベア・スティープニング)では、バリュー株(資源・銀行)を中心とした株価上昇が期待される一方、金価格は下落となります。

イールドカーブと株価の関係 – TRADING FLOOR (kosei.co.jp)
https://kosei.co.jp/wordpress/?p=13700

恒大集団の債務問題については、10年前のギリシャ危機を思い起こすとわかりやすいですが、支払期限の延長の可否・救済の有無・債務再編などヘッドラインを賑わすものの一朝一夕には解決ないと思われます。
今後もヘッドラインで多少の株価の変動を引き起こすものの、肝要なのは恒大集団のデフォルトの有無ではなく、同社を債務危機へ追い込んだ中国当局の不動産融資規制が中国経済を減速させるかどうかと思われます。
ベースラインでは、米国の長期金利上昇を背景にコモディティ価格は上昇を続けると思われますが、中国経済の影響力の大きい銅・鉄鋼などの商品価格が軟化しないか注視したほうがよいでしょう。

(日経新聞) 恒大、迫る巨額利払い
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75906910Z10C21A9NN1000/


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JGBトレーディングフロア(2021年9月22日)

債券相場は先物が小幅高。中国恒大集団の資金繰りに関する懸念を背景としたリスク回避姿勢が下値を支える一方で今晩のFOMCで示される利上げ見通しを見極める姿勢から、積極的な取引は手控えられた。日銀政策決定会合の結果も現状維持で、市場への影響は限られた。

【メモ】
日銀総裁会見概要(引用元Bloomberg)
(中国恒大グループ問題について)
「市場への影響含めて状況を注視」
「中国経済全体の成長率を阻害するとは考えにくい」
「現時点で国際金融市場全体の問題になると考えていない」
「あくまで中国不動産業の問題」
(自民総裁選について)
「コメントは差し控えたい」
「引き続き共同声明の考えに沿って適切に金融政策を運営」
(気候変動オペについて)
「最終的にはかなりの規模になると思う」。
(景気について)
「感染症の収束とともに消費も力強くなっていく」
「現時点で外需が弱くなる見通しを持つ必要はない」
「企業部門で好循環見られるが、家計部門はやや弱い」
「ワクチン接種進捗で、消費回復の基盤は整いつつある」
「経済・物価見通しは感染症の影響を中心に不確実性が大きい」
(金融政策について)
「新型コロナの影響注視し、必要なら躊躇なく追加緩和」
「2%物価安定目標に向けた金融政策運営は正しかった」


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JGBトレーディングフロア(2021年9月21日)

債券相場は上昇。中国恒大集団の経営危機が嫌気されてリスク回避の動きから米長期金利が低下したことや、連れて国内株も大幅安となったことを受けて買いが優勢だった。この日の流動性供給入札も無難な結果。もっとも日銀会合、米FOMCを控えていることや、中国恒大集団に対する中国政府の対応が不透明であり、様子見姿勢から取引は限られた。

【メモ】
☆流動性供給入札(342回、残存期間1年超5年以下)
最大利回り格差は-0.005%、平均利回格差は-0.007%、応札倍率4.06倍(前回4.24倍)


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