JGBトレーディングフロア(2021年10月28日)

債券相場は上昇。欧米市場で長期金利が大幅に低下した流れを受けて、買い圧力が掛かった。もっとも、今晩の米GDP発表や来週の米FOMCを控えていることや今週末の衆議院選挙を控えて相場の上値は限定的だった。日銀の金融政策決定会合は予想通り現状維持となり、相場への影響もほとんど見られなかった。

【メモ】
☆日銀は経済・物価情勢の展望(展望リポート)で、2021年度の実質国内総生産(GDP)と消費者物価(生鮮食品除く、コアCPI)の見通しを下方修正した。

☆日銀黒田総裁会見内容(出所:Bloomberg)
<円安について>
(日本経済に)「プラスなのは確実」
「輸入コストの上昇によるマイナスの影響をかなり上回っている」
「ファンダメンタルズの範囲内」
(YCCによる影響で)「他の条件が等しければ円安をもたらす可能性がある」

<物価動向について>
(日本のインフレが高進するリスクは)「極めて限定的」
「円安の功罪、その時々の経済・物価情勢で変化する」
「国際商品市況の上昇、ある程度は消費者物価に転嫁される」
「企業物価と消費者物価のギャップ、すぐに縮小しない」
「国内要因の供給制約はない、設備・雇用は維持されている」
「欧米はスタグフレーションではない、インフレは一時的」
「米国のテーパリング、金利や為替への影響は想定されない」


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2021年10月27日)

債券相場は超長期債が上昇。朝方は海外で利上げ観測がくすぶる中で中期ゾーンの弱さが目立ち、先物は一時4月以来の水準まで下落、2年債入札も弱めの結果となった。ただ相対的に超長期ゾーンは水準感から利回り狙いの買いが入っていたことや米国債が時間外取引で利回り低下の動きに転じたことで、午後からは切り返し、中長債相場も前日の水準を上回った。

【メモ】
☆2年債入札(430回,CPN 0.005%)落札結果
最低落札価格100円19銭5厘(-0.092%)、平均落札価格100円20銭5厘(-0.097%)、応札倍率4.04倍(前回4.24倍)。(事前予想価格100円20銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2021年10月26日)

債券相場は中長期債が下落。この日は5年ゾーンの中期債や先物の弱さが目立った。前日の米長期金利は、いったん上昇したのちに切り返し低下基調に転じたが、その影響は限定的。衆議院選挙を控える中、国債増発懸念がくすぶっていることや、国内株高が上値を抑える形になったようだ。一方で超長期ゾーンはその水準感から押し目買いが入り、利回り曲線はフラット化した。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、3-5年4500億円、5-10年4250億円、物価連動債600億円(金額は事前通知通り)。応札倍率はそれぞれ2.87、2.17、3.73倍。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2021年10月25日)

債券相場は超長期債を中心に下落。今週末に衆院選を控える中、参院静岡選挙区補欠選挙で自民党候補が敗れ大規模な財政出動による国債増発が懸念され超長期ゾーンに売り圧力がかかった。流動性供給入札は無難に通過したものの、材料視されなかった。

【メモ】
☆流動性供給入札(344回、残存期間1.55年超395年未満)
最大利回り格差は+0.009%、平均利回格差は+0.007%、応札倍率2.25倍(前回3.95倍)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2021年10月22日)

債券相場は下落。前日の米国10年債利回りが取引終盤に1.7%台に上昇したことを受けて売り先行で始まった。その後、米国債は時間外取引で買い戻しの動きとなり、国内先物市場も下げ幅を縮めた格好。また新発10年債利回りも節目の0.1%接近で、控える買い需要が相場の下支えになったとの見方。

【来週のスケジュール】
10/25
<国内予定>
流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満)/ 東京地区百貨店売上高(9月) / 全国百貨店売上高(9月) / 景気先行指数(8月)<国内決算>東映アニメーション(4816) / コエテクH(3635)ほか
<海外予定>
【米国】*****
【欧州】EU軍事委員会会合 / 独IFO企業景況感指数(10月)
【その他】ASEANビジネス投資サミット(ABIS) / 中東グリーン・イニシアチブ・サミット(リヤド)<海外決算> フェイスブック (FB) / HSBCホールディングスほか

10/26
<国内予定>
日銀(3-5,5-10年) / 日銀,CP買い入れオペ / 企業向けサービス価格指数(9月)
<国内決算>
キヤノン(7751) / 日立建機(6305) / シマノ(7309) / オービック(4684) / 日立金(5486) / 日電産 (6594) ほか
<海外予定>
【米国】FHFA住宅価格指数(8月) / 主要20都市住宅価格指数(8月) / 新築住宅販売件数(9月) / 米消費者信頼感指数(10月) / 米下院,金融委小委員会で中国企業の米上場に関する公聴会
【欧州】EU,エネルギー危機巡り臨時会合
【その他】ASEAN首脳会議,関連会合 / 未来投資イニシアチブ(FII)<海外決算>UPS / GE / イーライリリー / ビザ / アルファベット / マイクロソフト / ツイッター / アドバンスト・マイクロ・デバイセズ / ロビンフッド・マーケッツほか

10/27
<国内予定>
2年利付国債入札 / 日銀,新型コロナ感染症対応の金融支援特別オペ / AI関連の展示会「AI・人工知能EXPO」が開幕
<国内決算>
ヒューリック(3003) / 日本取引所(8697) / 信越化(4063) / 富士通(6702) / エムスリー(2413) / サイバーA(4751) / ファナック(6954) / NRI(4307) / 大日本住友(4506 ) / 日立(6501) / JR東海(9022) / 大ガス(9532) ほか
<海外予定>
【米国】米卸売在庫(9月) / 米耐久財受注(9月)
【欧州】英財務相,秋季財政報告 / ユーロ圏マネーサプライ(9月)
【その他】豪州CPI(3Q) / 中国工業利益(9月) / アジアインフラ投資銀行(AIIB)年次総会(ドバイ)
<海外決算>
マクドナルド / コカ・コーラ / スポティファイ / イーベイ / ボーイング / GM / フォード / アフラック (AFL ) / ドイツ銀行ほか

10/28
<国内予定>
日銀金融政策決定会合(黒田総裁会見) / 日銀国債買い入れ日程(11月) / 小売売上高(9月) / 百貨店・スーパー売上高(9月)
<国内決算>
大東建(1878) / 積水化学工業(4204) / 三菱電(6503) / HOYA(7741) / 東ガス(9531) / ソニーG(6758) / 日野自動車(7205) / 富士電(6504) / オムロン(6645) / 小林製薬 (4967) / コマツ (6301) / アドテスト (6857) / JR東日本(9020) / 武田薬 (4502) / パナソニック(6752) / オリランド(4661) / 関西電(9503) / SBIHD(8473) ほか
<海外予定>
【米国】米GDP(3Q速報値) / 中古住宅販売成約指数(9月)
【欧州】ECB政策金利発表,ラガルド総裁記者会見 / EU財務相会合(非公式,オンライン) / ユーロ圏消費者信頼感指数(10月) / ユーロ圏景況感指数(10月) / 独失業率(10月) / 独CPI(10月)
【その他】*****
<海外決算>
キャタピラー / メルクバ / マスターカード / スターバックス / アップル /  アマゾン / エアバスほか

10/29
<国内予定>
財務省,国庫短期証券(3カ月)入札 / 東京CPI(10月) / 完全失業率(9月) / 鉱工業生産(9月) / 消費者態度指数(10月) / 住宅着工件数(9月) <国内決算> 豊田織(6201) / デンソー(6902) / アステラ薬(4503) / 三菱重(7011) / LIXIL(5938) / アイシン(7259) / JT(2914) / メルカリ(4385) / ANAHD(9202) / 野村HD(8604)  / 村田製(6981) ほか
<海外予定>
【米国】米大統領,ローマ教皇と会談(バチカン) / 米個人所得・支出(9月) / ミシガン大学消費者マインド指数(10月)
【欧州】G20財務・保健相合同会合(ローマ) / ユーロ圏CPI(10月) / ユーロ圏GDP(3Q速報値) / 独GDP(3Q)
【その他】<海外決算> エクソンモービル / シェブロン / ダイムラー / BNPパリバほか


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会