ウィークリーレポート(2018年4月28日号)

4月最終週はNYダウが▲0.57%と小幅安となるなか、円安を背景に日経平均は+1.38%と力強く上昇した週でした。4/27に開催された南北首脳会談による融和ムードも、直接的な経済への影響はないものの、楽観ムードの醸成を助けた形となりました。朝鮮半島の非核化の具体的なプロセスは6月初旬までに開催されるとする米朝首脳会談に持ち越された格好です。
北朝鮮の話題の次は、トランプ大統領により5/12に期限が切られたイラン核合意の見直しが地政学リスク上の話題となりそうです。米国・イラン双方とも強硬的な態度を継続しており、緊張の高まり次第では原油価格(そして金利)へ影響が出そうです。

参考ニュース:(Reuters) コラム:迫る核合意見直し期限、イランが交渉に応じない理由https://jp.reuters.com/article/iran-us-deal-idJPKBN1HG14O

4/27には日銀政策決定会合も開催され、現状の政策を維持する事が決まりました。2%物価上昇の目標達成時期が文言から削除されたことから、一部では、緩和継続時期の無期限化との解釈もありました。昨年のリバーサルレート理論(マイナス金利のさらなる深堀は金融機関へのダメージとなり実体経済に悪影響を及ぼすとの理論)が急に湧いて出たことと合わせると、今回の目標達成時期の削減は、「物価目標達成が遠のくなら更なる緩和が必要」とする片岡議員への対処とも考えられ、裏を返せば、今後の追加緩和は必要ないというのが主流派の意見とも読み取れます。
「必要があれば躊躇なく追加緩和を行う」と黒田総裁が言っていた頃とはだいぶ姿勢が変わって来た点に留意したいです。

投資部門別売買動向では、海外投資家が4698億円の買い越しと、3週連続買い越しとなりました。4月に入り約1.5兆円の買い越しですが、年初からの売り越し額8.7兆の2割弱を買い戻した程度ですので、まだまだ買い余力は残っていそうです。

先週に続き2015年チャイナショック時との比較チャートを掲載します。~4/27までの流れはおおむね2015年時の動きに沿っており、5月第1週もこの流れを継続していくもの思われます。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2018年4月27日)

(17:30)
南北首脳会談、金委員長「今日が平和と繁栄の始まり」と発言。
新体制で臨んだ日銀政策決定会合は現状維持であったが、展望リポートから”2019年頃”としていた物価目標2%の達成時期を削除。理由を「達成時期ではなく見通しであり、またその見通しの先送りが政策変更につながると誤解される恐れ」とした。
債券市場は、先物が夜間取引で上昇、5月の国債買入れ方針が4月と同水準となったことを受けた動き。


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JGBトレーディングフロア(2018年4月26日)

(17:30)
国内債券は取引終盤に持ち直した。円安ドル高の動きがいったん止まり、10年債利回りは、0.07%を付けた後、先物中心に買い圧力高まった。
米国10年債は7営業日連続下落(金利上昇)で、自律反発の期待も強まる。
日銀会合は、現状維持見通しで材料視する向き少ない。来月の国債買入れ方針で多少の調整は、あるかも。
今晩のECB理事会(足元での経済指標に陰りで政策変更はなし、会見もタカ派的な内容にはなりにくいとの予想) 通過で明日は、買いが優勢か。


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JGBトレーディングフロア(2018年4月25日)

(17:30)
米国10年債利回りが一時3%を上回り、ドル円も109円台に振れたことで、国内債券市場もセンチメントに変化か。
日銀会合、ECB理事会、大型連休を控え、また5/1から国債の決済短縮化(T+1)など技術的な側面もあり、買い手控え(ポジション傾けづらい印象)。


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JGBトレーディングフロア(2018年4月24日)

(17:30)
米国10年債は3%手前(2.996%)で買いの動きが活発化。国内債も、中期債中心に押し目買いの動きとなった。
2年債入札も応札倍率5.39倍と前回(4.65倍)から上昇するなど好調な結果。


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