(17:30)
国内債券市場は、総じて閑散な中、残存期間の長いゾーンの利回りが小幅上昇した。北朝鮮のミサイル発射を受けた株式市場の影響も限定的でリスクオフの動きには至らなかった。明日の10年債入札に向けてのポジション調整もあった模様。
月別: 7月 2017
日本企業の決算状況は大型強く小型弱い展開。株価は為替の影響で若干下げる展開に(2017年7月28日)
株式市場概況
株価は前週末比で若干下落しTOPIX指数は前週末比‐0.54%の1621ポイント、日経平均株価は‐0.7%の19,959円で一週間の取引を終えました。米国のインフレ率の低さから金利が上がらず、ドル安の展開が継続し、ドル円も1ドル111円台での推移となったことから、日本株を積極的に買い進む動きは見られませんでした。
日本の国内要因としては、加計問題や陸上自衛隊の日報問題から安倍内閣の支持率が一段と低下し、ソースによっては30%を切ったことも、買いを避ける要因となりました。また、稲田防衛相の辞任や蓮舫民進党代表の辞任もあり、政治環境が不安定になっています。8月の初旬に内閣の入替があり、そこで支持率の回復が達成されるのかが注目されます。
日本企業の決算発表では、任天堂(7974)、オムロン(6645)、日本電産(6594)など大型株でもかなりの好決算が目立ちました。そのため、政治環境が安定し始めれば株価は上値を目指すことが出来る下地が整ってきたように見えます。
日本の経済指標も若干改善が見られます。全世帯家計調査の支出(前年比・6月)はここ最近、ほとんどの期間において前年比でマイナスとなっていましたが、6月分は+2.3%と予想を大きく上回り多めのプラスとなりました。消費の伸び悩みが解消される動きとなるのか、今後も見守りたいところです。そして好調な雇用環境は継続しています。失業率は2.8%と前月の3.1%から低下し、有効求人倍率は1.51倍と前月の1.49倍から上昇しています。徐々に、日本の低所得・低支出環境が変わってくる局面かも知れません。
今後の見通し
企業の決算発表が継続します。今回の決算を見ていると良好なものが目立ちます。この流れが継続するのであれば、政治の混乱による一時的な株価の下げは押し目買いの良い機会となります。下がれば連日、日銀の買いが入るため、思ったほど下げないのでなかなか買いにくい環境ですが、決算の良好な銘柄の上放れを買うようなスタンスの方が、下げる銘柄に手を出すよりも良好な運用成績を残せるのではないでしょうか。上手く経営を行っている企業は、売り上げも利益も予想以上に伸びており、今後の業績の伸びへの期待から、株価は上がりやすいといえます。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2017年7月27日)
(17:30)
FOMCでのややハト派的な声明文を好感し米国債が上昇、国内債券市場も小幅高で始まり昼の2年債入札も好調な結果となったが、国内株の上昇で上値は限られた。引続き海外金利動向と、国内の需給による動きが中心。海外の金利先高感が後退する中、日銀のオペによる需給の引き締まりで、下値は堅い。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
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全体は小幅な動きに留まる。企業決算は良いものが目立つ(2017年7月27日)
株式市場概況
日本株は小幅高な展開となり、TOPIX指数は前日比+0.37%の1,626ポイント、日経平均株価は+0.15%の20,079円で取引を終えました。後場に入り、民主党の蓮舫代表が辞任するとの報道により上昇する場面があり、日経平均株価が一時20,176円まで上昇しましたが、結局行って来いとなりました。
セクター別では値上がりが23、値下がりが10、上昇率上位はその他製品、精密機器、電気ガス、下落率上位は石油石炭、海運、銀行でした。スタイルインデックスではTOPIXグロース、TOPIXラージ70、コア30の上昇が大きく、マザーズ市場のみが下落となりました。大型株の強さが目立ちます。
昨日決算を発表した銘柄では、任天堂(7974・前日比+2,720円・終値38,490円)は決算内容が素直に好感されました。上方修正が発表された日本電産(6594・前日比+605円・終値12,230円)も上昇しました。1Qの数値が悪かったアドバンテスト(6857・前日比+54円・終値2,177円)は寄付きこそ2,050円と前日比で73円安となったものの、その後は買う動きが目立ち、結局前日比プラスで引けました。
本日の個別企業の決算も良好なものが目立ちました。東京エレクトロン(8035)、オムロン(6645)、日立化成(4217)、デクセリアルズ(4980・通期上方修正あり)、アルプス電気(6770・通期上方修正あり)などの明日の動向に注目したいところです。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比-5.65ポイントの1184.86ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は82(35.0%)、下落銘柄数は137(58.5%)、変わらずは15(6.4%)、売買代金は前日比-176億円の1035億円と前日比で減少しました。
上昇寄与度上位銘柄はGunosy(6047、前日比155、終値3,160)、アカツキ(3932、前日比740、終値9,210)、メタップス(6172、前日比90、終値3,825)、下落寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比-70、終値6,130)、アンジェス(4563、前日比-33、終値831)、ユナイテッド(2497、前日比-154、終値2,856)となりました。売買代金上位銘柄はアカツキ)、アンジェスでした。
マザーズ先物は前日比7ポイントの1177ポイントで一日の取引を終えました。出来高は512枚でした。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2017年7月26日)
(17:30)
今晩のFOMCは、声明文のみの発表だがバランスシート縮小に関する内容に触れるかが焦点。9月にも開始とされる具体的なプロセスについてのヒントが見られるかが注目される。また足元の弱め物価動向からハト派的な内容になれば、相場の買い圧力も高まるかもしれない。