JGBトレーディングフロア(2025年8月27日)

債券は下落、長期金利指標となる新発10年債利回りが前日に続いて08年以来の高水準を更新(1.625%)したほか、新発30年債利回りは一時3.235%と1999年の発行開始以来の最高水準を更新した。日銀利上げ観測や財政拡張懸念に加え、日銀がこの日行った残存期間25年超の国債買い入れオペの結果が弱かったことを受けて売られた。直近2回の日銀オペで残存期間5年超10年以下が、案分レートと平均落札レートが一致する1本値(全取=輪番封鎖)となったことで警戒感が高まる中、まずまずの結果となったことで一時先物に買いが入ったものの続かなかった。財政拡張懸念を受けた超長期金利の上昇が長期金利にも波及し始めているとの見方。

【メモ】
☆日銀買入オペ3-5年3250億円、5-10年3500億円、10-25年1350億円、25年超750億円。応札倍率は、それぞれ1.98、1.80、2.07、3.03倍


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年8月26日)

債券相場は長期債が下落。長期金利指標となる新発10年債利回りは1.62%と2008年10月以来約17年ぶりの水準を更新した。米長期金利の上昇に加え、この日の残存期間15.5年超39年未満を対象とした流動性供給入札の結果が弱かったことを受けて売りが優勢だった。
ただ、年限が重なる超長期債は月末のインデックス投資長期化の買いが伝わっており、総じて小じっかり。長期債は、需給の悪さと地合いの悪さが影響しているようだ。また日銀が10月の利上げに動くとの見方も出ており、フラット化のポジション取りも出ているのではないかとの見方も聞かれた。

【メモ】
☆流動性供給入札(436回、残存期間15.5年超39年未満)落札結果
募入最大利回り較差 +0.014%、募入平均利回り較差+0.005%、応札倍率2.74倍(前回3.10倍)


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JGBトレーディングフロア(2025年8月25日)

債券相場は先物が小幅下落。パウエルFRB議長のジャクソンホール会合での講演をきっかけに利下げ期待から米長期金利が低下、その流れで国内現物債にも一部買いが見られたもの、一方で日銀の利上げ観測を背景とした売り圧力も強く、中長期債や先物が軟化した。日米の金融政策は逆方向を向いており、米長期金利が下がっても国内債は買いづらく、また株高も景気の強さを表していると解釈すれば、日銀の利上げには追い風になるとの見方のようだ。
植田日銀総裁は23日、同会合で行われたシンポジウムに出席、労働市場は引き締まった状態が続き、賃金には上昇圧力がかかり続けるとの見方を示し、利上げに自信を持っているとの声も聞かれた。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2025年8月22日)

債券相場は超長期債中心に下落。米市場で製造業活動を示す指数が予想より強く、長期金利が上昇した流れを引き継いだ。国内の財政懸念がくすぶる中、償還期間が長い国債を中心に軟調で、10年債利回りは前日に続き2008年以来の高水準を更新したほか、20年債は一時2.665%と1999年以来の高水準、また新発30年国債利回りは過去最高水準(3.210%)を更新した。
ジャクソンホール会合を控えて手控え感の強い中、ポジション調整によるフラットニングの巻き戻しが入っているとの見方。19日の軟調な20年債入札結果を受けて超長期債の既発債の金利が上昇しており、それがカレント債の金利上昇につながっているとの見方。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2025年8月21日)

債券は中期債や超長期債などが下落。流動性供給入札の結果が発表された後、売りが先行した。入札後の市場の反応が悪く、売られやすい地合いがこの日も見られ、長期金利指標である新発10年債利回りは2008年以来の高水準(1.610%)を更新した。また超長期債も財政懸念、日銀追加利上げ観測に加え、買い手不足による需給不安などから金利の上昇圧力がかかり、新発20年国債利回りも一時1999年以来の高水準(2.655%)を更新した。
一方、先物は米ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控えて動きづらく、ポジション調整による買い戻しが一部入ったとの見方。

【メモ】
☆流動性供給入札(435回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.003%、募入平均利回り較差-0.009%、応札倍率3.10倍(前回3.64倍)


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