JGBトレーディングフロア(2019年10月31日)

債券相場は上昇。午前の取引はFOMCの追加利下げによる米国債上昇の流れを継いだ動き。その後、昼に日銀会合の現状維持の結果を受けて、一旦前日水準まで戻す場面も見られたが、日銀の超低金利政策が長期化するとの見通しを背景に再び買い圧力が強まった。夕方公表された「当面の長期国債等の買入れの運営について」(11月買いオペスケジュール)は10月とほぼ同じ(物価連動債の金額を増額)で、先物が夜間取引で強含み。(154円11銭,17:29)

【メモ】
黒田総裁会見要旨:

・モメンタム損なわれる恐れ高まる場合、躊躇(ちゅうちょ)なく追加緩和
・金融緩和方向を意識した日銀の姿勢明確にするための決定
・物価モメンタム一段と高まる状況になく政策維持決めた
・金融緩和スタンスが後退したということはない
・指針変更、緩和をより意識したスタンスを明確にした
・片岡委員、物価2%に高まる可能性低いと展望リポートに反対
・追加緩和、政策金利に限られているわけではない
・現在の長短金利水準またはそれを下回る水準、かなり長く続く
・外需の弱さによる内需への波及は限定的
・世界経済の持ち直し、従来より半年くらい後ずれ
・米中貿易摩擦の部分合意、市場に好ましい影響及ぼしている
・米中摩擦、緩和方向に向いてきたことは確か
・米中摩擦は完全に解消したわけではない、不確実性残る
・必要なら副作用対策も検討していく
・より短い期間の金利ターゲット、政策委員会で議論してない
・追加緩和の手段としては政策金利引き下げであるとか、資産買い入れプログラム拡大など様々なオプションがある
・低金利、2020年春ごろまでには終わらない
・政策コストあるから追加緩和できないとは考えていない
・必要あればマイナス金利の深掘りは可能
・ 今回の会合で具体的な金融緩和措置を検討したわけではない
・ 超長期金利は下がり過ぎるのは好ましくない他。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2019年10月30日)

債券相場は超長期債を中心に上昇。今晩のFOMCやその後の日銀会合を控えて、積極的な売買が控えられる中、利益確定の買い戻しなどリスク調整の動きが中心。この日の日銀買いオペでは、新発の20年債と30年債を対象銘柄から外したが、大方の市場の事前予想どおりで、売りの動きが限られ、材料出尽くしでやや買い圧力が強まった。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、10-25年1200憶円、25年超300憶円 (金額据え置き、20年、30年カレント債を対象から外す)。応札倍率は、3.76倍、3.06倍。


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JGBトレーディングフロア(2019年10月29日)

債券相場は続落。米中通商協議合意の進展期待からリスク選好の高まりや、また日銀の追加緩和期待のはく落で朝方は中長期ゾーンへの売りが先行した。その後、明日の日銀の国債買いオペで新発債が対象銘柄から外されるとの警戒感(イールドカーブのスティープ化調節)から超長期ゾーンにも売り圧力がかかった。一方でこの日の2年債入札は、前日までの調整で割安感から、順調な内容となった。

【メモ】
☆2債入札(406回債、CPN0.1%)入札結果
最低落札価格100円62銭(-0.208%)、平均落札価格100円62銭(-0.208%)、応札倍率4.81倍(前回3.75倍)。(事前予想中央値100円61銭)


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JGBトレーディングフロア(2019年10月28日)

債券相場は下落。新発の2年債と5年債利回りが8月以来の高水準を付けた。この週末に31日の金融政策決定会合で日銀が追加緩和策を見送るとの観測報道が相次ぐなどで、追加緩和を織り込んで買われていた中期債を中心に売りが優勢となった。夕方になっても独米長期金利の上昇で、先物はさらに弱含んでいる。153円79銭(17:15)

【メモ】

☆本日の日銀買入オペは、1-3年4200憶円、3-5年3400憶円、5-10年3500憶円、物価連動債250憶円(金額据え置き)。応札倍率は、2.29倍、2.31倍、2.22倍、4.05倍。


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JGBトレーディングフロア(2019年10月25日)

債券相場は下落。手掛かり材料に欠ける中、前日の好調な20年債入札で投資家の需要が見られたことで、超長期債中心に買い優勢の展開で始まるも、来週30、31日の日銀金融政策決定会合での追加緩和観測の後退で、中期債や先物中心に売り圧力が強まり、押し戻された。

10/28 日銀買いオペ(残存1-10年) / セルソース,東証マザーズに新規上場 /【米】卸売在庫 (9月) /【欧】ユーロ圏マネーサプライ (9月) /【中】中国共産党の4中総会(31日まで)

10/29 2年利付国債入札 / 東京都区部CPI (10月) /【米】FOMC(30日まで) / 消費者信頼感指数 (10月) / 【他】サウジアラビアの投資会議「未来投資イニシアチブ」(リヤド、31日まで)

10/30 日銀買いオペ(10年超) / 小売売上高(前月比) (9月) /【米】FOMC声明発表,パウエルFRB議長会見 / GDP (3Q、速報値) /【欧】ユーロ圏消費者信頼感指数 (10月) / 独CPI (10月) / 失業率 (10月) /【他】ブラジル中銀、政策金利発表

10/31 日銀金融決定会合(展望リポート) / 黒田総裁会見 / 鉱工業生産 (9月) / 住宅着工戸数 (9月) / 日銀当面の国債等買い入れについて /【米】個人所得,支出(9月) /【欧】ドラギECB総裁任期満了 / ユンケル欧州委員長任期満了 / 英EU離脱期限 / / ユーロ圏GDP (3Q、速報値) /【中】製造業・非製造業・コンポジットPMI (10月) /【他】ASEAN首脳会議(バンコク,11月4日まで)

11/1 国庫短期証券(3カ月)入札/ 【米】クラリダFRB副議長,講演 / ISM製造業景況指数 (10月) / 雇用統計 (10月) /【欧】ラガルド氏がECB総裁に就任 /フォンデアライエン氏が欧州委員長に就任 /【中】財新製造業PMI(10月)

 


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