ウィークリーレポート(2024年8月30日)

8月最終週の日経平均は週間で+0.74%と3週続伸、NYダウは+1.90%と上昇、ユーロストックス50も+0.82%と4週続伸となりました。

注目を集めていたNvidiaの決算は市場予想を下回り、週間で▲9.11%となりましたが、日経平均は前週比プラスと底堅く、また半導体セクターのウェイトの大きい台湾加権指数▲1.98%、フィラデルフィア半導体指数(SOX)指数▲1.02%と小幅な下落にとどまっており、Nvidia以外への波及は限定的でした。
8月5日の暴落による需給改善の効果が大きかったとみられ、これらのセクターに買いが溜まるまで次の下落はないと考えた方が良さそうです。

日経VI指数は21.01ptと7月末21.39ptを下回り、ブラックマンデーの暴落は完全に無かったことに。米国ハイイールドスプレッドも3.43%と落ち着いており、2番底警戒の声とは裏腹に、リスク指標はリスクオンモードを示唆しています。
2番底警戒のショートが踏み上げられるのを狙って、C40000円の買いなど面白いかもしれません。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2024年8月28日)

債券相場は下落。日銀の氷見野副総裁がこの日、経済・物価見通し実現の確度が高まれば、緩和度合いを調整することが基本と述べた(山梨県金融経済懇談会)ことで、売りが優勢となった。ただ内容は、前週末の植田総裁の国会答弁を踏襲したものでもあり、これまでの姿勢と変わらないことから、その後の下げは限定的で、先物は取引終盤にやや持ち直す動きとなった。全般、前日に続いて取引はやや低調で、日銀の追加利上げ観測は燻るものの、米金利の低下圧力もあって、積極的には動きづらい状況が続いている。

【メモ】
日銀氷見野副総裁挨拶「最近の金融経済情勢と金融政策運営(山梨県金融経済懇談会)」


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JGBトレーディングフロア(2024年8月27日)

債券相場は超長期債が上昇。前日の米金利上昇の流れを引き継ぎやすく始まるも、この日行われた流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満の国債)が順調な結果となり、午後に入って買い戻しが入った。一方、先物や中期債は、その後も取引が低調で安値水準でのもみ合い。市場は明日の日銀の氷見野副総裁の講演内容を見極めたいとするも、その先の米雇用統計までは大きく動けないとの声も聞かれた。

【メモ】
☆流動性供給入札(412回、残存期間15.5年超39年未満)落札結果
募入最大利回り較差 -0.005%、募入平均利回り較差-0.007%、応札倍率3.10倍(前回2.95倍)


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JGBトレーディングフロア(2024年8月26日)

債券相場は上昇。パウエルFRB議長のジャクソンホール会合での利下げ発言を背景に米金利が低下した流れを受け、買い優勢となった。また中東情勢の不安定化も重なり、一部リスク回避姿勢を強めたこともプラス材料となったようだ。ただ一方で利下げ効果によりリセッションが回避できれば、日銀は引き続き追加利上げに踏み切る可能性も高まるとして積極的に上値を追う動きも限られるとの見方。
【メモ】
☆FRB議長 「金融政策 調整する時が来た」利下げに踏み切る考え(NHK NEWS WEB)


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ウィークリーレポート(2024年8月23日)

8月第4週の日経平均は週間で+0.79%、NYダウは+0.11%、ユーロストックス50+0.05%と、前週の大幅高の後だけに小幅な動きとなりました。

ジャクソンホールを前に足踏みとなった株式市場ですが、パウエル講演では「主要政策金利を引き下げる時が来た 」と9月FOMCでの利下げに明確なシグナルを送り、米国10年債利回りは前日比5bpt低下の3.79%、2年債利回りは8bp低下に3.91%と金利低下、為替市場では対ドルで円は一時144.05円まで円高ドル安となりました。VIX指数も前日比1.69pt下落の15.86ptまで低下し、利下げ期待によるゴルディロックス相場の反応となりました。
NYダウ、ナスダック総合指数ともに前日比上昇となりましたが、日経平均先物の夜間市場では円高が重しとなり金曜日中終値比▲130円安と反落しました。
IMM通貨先物市場の投機筋ポジションは22770枚の円買い越しとなっており、前週からやや減ったもののの、依然として円高へのベットに傾いており、9月FOMCへ向かって円買い/日本株売りの流れになる可能性もあります、

チャートパターンを見ると、強烈なリバウンドは2011年の震災時のコースを踏襲していますが、同じコースならば下落に転じる頃合いです。とはいえ下値目途は36630円までで2番底を目指すには浅く、軽い押し目といった水準です。日経VIは前週▲1.16ptの25.38ptまで低下しており、トレンドとしては落ち着きを取り戻す方向ですが、依然としてインプライドボラティリティ(オプションプレミアム)は平時よりも高い水準ですので、下落するようならば37500を中心レンジに想定したオプション売り戦略が良さそうです。


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