株式市場概況
TOPIX指数は前日比+0.86ポイント(+0.06%)の1469.43ポイントで一日の取引を終えました。米国株が小幅上昇したことから、日本株も若干高寄りしましたが、その後は前日の終値を挟んで売買される展開となりました。引けにはMSCIのリバランスがありましたが大きな混乱はなく終了しましたが、引け後先物に買いが入りTOPIX先物は現物比で5ポイントほど高い1,474ポイントで取引を終えました。
セクター別では証券・商品、ガラス・土石、建設の上昇が大きく、一方で鉄鋼、非鉄金属、鉱業など素材関連の下落が大きくなりました。鉄鋼の値下がりは鉄鉱石のスポット価格が昨日、本日ともに下落していることが嫌気されました。
スタイルインデックスはREITの上昇が1.18%と目立ちます。米国債の金利上昇が一旦収まったように見えるのが買い要因です。その他の株価指数は0.51%~‐0.04%と小幅なレンジに収まりました。
経済指標では鉱工業生産(10月)は前年比‐1.3%と予想通りの値となり、住宅着工(10月)は前年比13.7%と予想を上回りました。今晩は米国で週末の雇用統計の前哨戦であるADP雇用統計が発表されます。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比1.01ポイントの922.48ポイントと小幅に上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は120(54.1%)、下落銘柄数は92(41.4%)、変わらずは10(4.5%)、騰落レシオ(25日)は89.30、売買代金は前日比178億円の1102億円となり11月9日以来14日ぶりに1,000億円台を回復しました。
上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(前日比40円、終値3985円)、エボラブルアジア(前日比248円、終値2000円)、メタップス(前日比193円、終値2729円)となり、下落寄与度上位銘柄はイグニス(前日比-1050円、終値9000円)、グリーンぺプタイド(前日比-58円、終値725円)、モブキャスト(前日比-60円、終値1112円)、売買代金上位はメタップス、そーせいグループ(前日比0円、終値14120円)、イグニスとなりました。
昨日IPOしたJMC(5704)は買い気配スタートとなりました。その後急落する場面があったものの、前日比プラスはキープし、176円高の1,775円で取引を終えました。スタジオアタオ(3550)は小動きな展開に終始し、前日比15円高の3,585円となりました。前日値がつかなかったエルテス(3967)は結局公開価格比3.5倍の6,510円で初値を付けました。その後も買いの勢いは途切れず、結局7,510円と本日はストップ高となりました。
マザーズ先物は前日比-0.5ポイントの919ポイントで一日の取引を終えました。出来高は97枚でした。
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