株式市場概況
TOPIX指数は前日の米国株が下落したことから0.5%弱下落して取引を開始したものの、その後は底堅く推移し前日比‐1.01ポイント(‐0.07%)の1468.57ポイントで一日の取引を終えました。
セクター別では水産・農林、鉱業、化学の上昇が大きく、鉄鋼、保険、証券・保険の下落が目立ちました。スタイルインデックスではREIT指数が上昇率トップとなりました。スタイルインデックスの指数間のばらつきは小さく、0.5%~‐0.3%に全指数が入る形となりました。
東証1部の上昇率上位銘柄では、リチウムイオン電池の寿命が12倍になる技術を開発したと報道され連日ストップ高している安永(7271)が、本日は寄り付いたもののその後も買いが入り前日比+600円の1,777円と5日連続のストップ高となりました。その他、投資先のエステル(3967)がマザーズ市場に新規上場し、買い気配のまま初日を終了したことを好感し、アジア投資(8518)が前日比+100円の704円とこちらもストップ高しました。また丸山製作所(6316)は鳥インフルエンザ関連銘柄として買われ、前日比+22円の199円となっています。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比0.30ポイントの921.47ポイントと小幅に上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は92(41.8%)、下落銘柄数は117(53.2%)、変わらずは11(5%)、騰落レシオ(25日)は88.34、売買代金は前日比171億円の923億円となりました。
上昇寄与度上位銘柄はそーせいグループ(前日比160円、終値14120円)、メタップス(前日比208円、終値2536円)、UMNファーマ(前日比88円、終値1099円)となり、下落寄与度上位銘柄はミクシィ(前日比-50円、終値3945円)、イグニス(前日比-860円、終値10050円)、モブキャスト(前日比-53円、終値1172円)、売買代金上位はイグニス、そーせいグループ、ヒューマン・メタボ・テクノロジーズ(前日比-16円、終値1741円)となりました。
本日、マザーズ市場には新規上場が3銘柄ありました。3Dプリント事業を展開するJMC(5704・公開価格960円)の初値は公募価格比89%高の1816円となりました。しかし、その後は売られ、引値は1,599円でした。バッグや財布の企画・販売を手掛けるスタジオアタオ(3550・公開価格3,030円)は初値は公募価格比+26%の3,810円、その後4,145円の高値を付けましたが、引値は3,570円とこちらも初値を下回りました。リスク検知に特化したビッグデータ解析を行うエルテス(3967・公開価格1,790円)は買い気配のまま初日の取引を終了しました。
マザーズ先物は前日比-3ポイントの919.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は149枚でした。
経済指標
日本の失業率(10月)は3.0%と予想・前月と一致し、有効求人倍率は1.4倍と予想・前月を上回りました。全世帯家計調査(支出・前年比・10月)は‐0.4%、小売売上高(前月比・10月)は2.5%と予想・前月をともに上回りました。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会