債券相場は上昇。米国で7月求人件数が減少し、長期金利が低下した流れを引き継いだ。また警戒されたこの日の30年債入札が無難に終え、債券相場が崩れなかったことで買い安心感が広がった。明日には米雇用統計の発表を控えており、前回時の米金利の急低下が記憶に新しいだけに米利下げ観測が強まる中で、売りもいったん慎重になっているとの声も聞かれた。
ただ、一方で引き続き政治や財政を巡る不透明感があり、今回の入札結果をきっかけに超長期債が買われスティープ化したイールドカーブの修正につながるかは懐疑的との見方のようだ。
【メモ】
☆30年債入札(87回、CPN2.8%)落札結果
最低落札価格92円80銭(3.277%)、平均落札価格92円98銭(3.264%)、応札倍率3.31倍(前回3.43倍)、(事前予想価格92円90銭)
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