JGBトレーディングフロア(2025年9月2日)

債券は中長期債が上昇。このところの金利上昇で警戒感が強かった10年債入札が強い結果となったことを受けて買われた。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.92倍と、2023年10月以来およそ2年ぶりの高さとなったほか最低落札価格は98円99銭と、市場予想の98円91銭を上回るなど、入札はかなり強いないようだった。
先物も一時前日の下げ分を上回る137円62銭まで上昇した。注目された日銀氷見野副総裁の講演(道東地域金融経済懇談会)で追加利上げに向けた踏み込んだ発言がなかったことも好調な入札につながったとの見方。
ただ、4日の30年債入札に向けた警戒感は残るほか、米長期金利が時間外で上昇傾向となったことで、買い一巡後は横ばいとなった。

【メモ】
☆10年債入札(379回、CPN1.5%)落札結果
最低落札価格98円99銭(1.619%)、平均落札価格99円05銭(1.612%)、応札倍率3.92倍(前回3.06倍)、(事前予想価格98円91銭)


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