7月第3週、主要国株式指数は、日経平均が+0.63%、NYダウ▲0.07%、ユーロストックス50▲0.45%といずれも小動きとなりました。
7/20に行われた参院選では与党が敗北、過半数割れの見込みとなったものの、石破首相は続投の意向を示しており、政権交代の機運からの株高とはならなさそうです。また、一方で、財政拡大路線の政党は議席を増やしたものの、減税を実現できるほどの議席数とは言えず、したがって日本版トラス・ショックも無く波乱の無い週明けとなりそうです。
(Bloomberg)参院選で与党大敗、石破首相は続投の意向-政権弱体化で市場不安定に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-20/SZKRPTGQ1YTE00
イベントスケジュールでは月末にかけてFOMC、日銀政策決定会合と金融政策が予定されており、来月にはトランプ関税の発動が始まった4-6月期の決算シーズンとなります。FOMCについては9月の利下げの有無が焦点となっており、7月の会合は特に動意もなく終了しそうであるため、これもまた無風と想定します。
個別銘柄の決算に関しては、関税発動している自動車・鉄鋼などについては、トヨタ株やJFEなど4月の関税ショックの安値水準に近いところに位置しており、こちらもやはり指数レベルではすでに織り込まれているものと思われ、7月後半・8月はいよいよ本格的な夏枯れ相場になりそうな予感です。
ストラテジーとしては日経225オプションのプット売り(ターゲットバイイング)など指数オプション売りがよさそうですが、決算後のIV下落を狙って三菱UFJやトヨタなどのオプション売りポジションもよさそうです。
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