JGBトレーディングフロア(2023年8月25日)

債券相場は下落。ジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の講演を控え、タカ派的な発言に対する警戒感から売りが優勢だったが、朝方発表された8月の東京都区部のCPIが予想を下回ったことで下値は限定的だった。
会合では、植田日銀総裁のパネルディスカッションへの参加も予定されており、物価に対する言及に変化が見られれば休み明けの相場に影響するため、市場は一応注視しているようだ。
一方で、イベント通過後は、月末に向けて実需買いが期待できるほか、限月交代に絡む買戻し圧力も徐々に高まってくることも予想され、米金利が大きく上昇しなければ、底堅い動きが期待できるとの見方。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2023年8月25日)

8月第4週の株式市場は、日経平均株価は+0.55%の小幅反発、NYダウ▲0.45%の続落、ユーロストックス50+0.55%の反発となりました。

注目されていたジャクソンホールでのパウエル議長の発言は、データ次第では追加の利上げもありうるという7月FOMC後の会見と同様な内容で、一部で注目されていた中立金利への言及も上昇している可能性がるとい述べるにとどまりました。
講演直後は、長期金利が4.20%を割り込むまで下がりNYダウ、ナスダックともに上昇しましたが、その後、債券が売られ金利が上昇4.28%超まで上昇すると、一転株安となり、NY引けにかけて金利が前日比変わらずの4.23%水準まで低下するに合わせて、株高となりました。NY取引時間中は荒い値動きでしたが、引け値でみると無風通過という結果となりました。
前日比▲1.52ptの15.70ptと大きく下落した VIX指数の動きからは、ジャクソンホールへの警戒感が高かったこと、および無事通過して安心感が出てきていることが伺えます。
テクニカル面では、ニューヨーク市場の騰落レシオ(Breadth)は40%を割れ売られ過ぎの状態に達しており、8月に入ってからの調整は十分ともいえ、ビッグイベント通過後の反発局面入りが期待されます。

日本市場に関しては、財務省発表の対外対内証券投資で、~8/18の週に海外勢が5094億円の売り越しと判明しました。4月からの海外勢の爆買いが反転して売りに傾くのか注目ですが、日銀の緩和政策などマクロ環境の変化はなく、ベースとしては日本株のホールドが続くものと考えます。
米国9月CPIまでは大きなイベントもないことから、突発的な事件以外の相場の大きな崩れは予想せず、緩やかな反発を期待してカバードコール戦略がよさそうです。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年8月24日)

債券相場は上昇。米国8月のPMIを受けて、米長期金利が低下した流れを引き継いだ。前日の軟調な超長期国債の買入れオペで、警戒されていた本日の流動性供給入札(15.5年超~39年未満)を無難に通過したことも買い安心感につながった。
ただ、今週はジャクソンホール会議を控えて市場参加者が少なく、またパウエル議長の講演での発言内容次第ということもあり、米金利低下がこのまま続くかは懐疑的な見方。

【メモ】
☆流動性供給入札(388回、残存期間15.5年超39年未満)落札結果
募入最大利回り較差 -0.031%、募入平均利回り較差-0.038%、応札倍率2.91倍(前回2.87倍)。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年8月23日)

債券相場は下落。米長期金利の上昇一服を受けて買いが先行したものの、この日の日銀の定例国債買い入れオペで、超長期ゾーンの売り需要の強さが示され、売り圧力が掛かり長期金利は前日に続いて9年7カ月ぶりの高水準を更新した(0.675%)。

【メモ】
☆日銀買入オペ(定例)1-3年4250億円、3-5年4500億円、10年超25年2000億円。応札倍率は、1.50、2.51、2.42倍。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回1.00%)落札金額0億円。


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JGBトレーディングフロア(2023年8月22日)

債券相場は下落。米金利の上昇の流れを受けて売り圧力が続き、長期金利はYCC運用柔軟化後の高値を更新し、約9年半ぶりの水準(0.665%)に上昇した。また昼に日銀の植田総裁が岸田首相と会談したこともネガティブに捉えられ、相場の重しになった。市場参加者は、週末のジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の発言に注目が集まる中、高水準に位置する米金利の動向を最も警戒しているようだ。

【メモ】
☆流動性供給入札(387回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 +0.006%、募入平均利回り較差+0.005%、応札倍率3.6倍(前回4.24倍)。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回1.00%)落札金額0億円。


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