債券相場は下落。米長期金利の上昇や円安進行に対する警戒感から売りが優勢だった。週後半の米国ジャクソンホール会合を控える中、米金利の動きにシビアに反応しているようだ。
また明日22日に長期ゾーン、24日には超長期ゾーンの流動性供給入札を控えていることも、投資家の様子見姿勢につながっているとの見方。
【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回1.00%)落札金額0億円。
債券相場は下落。米長期金利の上昇や円安進行に対する警戒感から売りが優勢だった。週後半の米国ジャクソンホール会合を控える中、米金利の動きにシビアに反応しているようだ。
また明日22日に長期ゾーン、24日には超長期ゾーンの流動性供給入札を控えていることも、投資家の様子見姿勢につながっているとの見方。
【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回1.00%)落札金額0億円。
債券相場は反発。前日の20年国債入札の不調をきっかけに売られた反動で、超長期債を中心に買いが優勢だった。前日に昨年10月以来の水準まで上昇していた米長期金利も時間外取引で低下したことも下支えとなった。自律反発の域は出ていないようだが、米金利の上昇が止まりこの水準で落ち着けば、次は中国経済などの先行きを警戒するリスクオフによる債券買いも市場に影響を及ぼすとの見方もあるようだ。
【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回1.00%)落札金額0億円。
【来週のスケジュール】
8/21
<国内予定>
コンビニエンスストア統計(7月)
<海外予定>
【米国】米バイデン大統領,ハワイ・マウイ島を訪問 / 米カンザスシティー連銀総裁にジェフリー・R・シュミッド氏
【欧州】*****
【その他】中国1年・5年物ローンプライムレート(LPR)
8/22
<国内予定>
流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下) / スーパーマーケット販売統計(7月) / 営業毎旬報告(8月20日現在) / 日銀,基調的なインフレ率を捕捉するための指標
<海外予定>
【米国】米シカゴ連銀総裁挨拶 / 米中古住宅販売件数(7月)
【欧州】*****
【その他】BRICS首脳会議(ヨハネスブルク) / 中国の習主席,南アフリカ大統領と会談
8/23
<国内予定>
日銀国債買いオペ(1-3年,3-5年,10-25年) / ブルームバーグ日本経済調査(8月) / 工作機械受注(7月)
<海外予定>
【米国】米20年債入札 / 米共和党大統領選候補者討論会(ウィスコンシン州ミルウォーキー) / S&Pグローバル米製造業・総合・サービス業PMI(8月) / 米新築住宅販売件数(7月)
【欧州】S&PグローバルHCOBユーロ圏製造業・総合・サービス業PMI(8月) / ユーロ圏消費者信頼感指数(8月)
【その他】*****
8/24
<国内予定>
流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満) / 全国百貨店売上高統計(7月)
<海外予定>
【米国】米ジャクソンホール会合(26日まで) / 米耐久財受注(7月)
【欧州】*****
【その他】G20貿易・投資相会合(インド)
8/25
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 東京CPI(8月) / 企業向けサービス価格指数前年比(7月) / 全国百貨店売上高(7月) / 東京地区百貨店売上高(7月)
<海外予定>
【米国】米パウエルFRB議長講演(ジャクソンホール会合) / 米トランプ前大統領ら,ジョージア州での起訴出廷期限 / 米ミシガン大学消費者マインド指数(8月)
【欧州】独GDP(2Q) / 独IFO企業景況感指数(8月)
【その他】*****
8月第3週の株式市場は、日経平均株価は▲3.15%と、NYダウ▲2.21%、ユーロストックス50▲2.51%の下落となりました。
日経平均株価は、2015年パターンのレンジ相場想定した下限32000円を割り込み、2015年のチャイナショックのような急落を意識させられます。また、相場の空気を悪くしている中国初の不動産不況ニュースも2015年のチャイナショックとの類似性を感じさせます。2015年と同様の下落ならば、27800円までの下落もありえます。
(Bloomberg)中国恒大集団、NYで連邦破産法15条の適用申請-米国内資産保全
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-17/RZJZGQDWX2PS01
(Bloomberg)碧桂園が満期迎える社債の期限延長を提案、3年間分割支払い-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-14/RZDECPT1UM0W01
ただし、直接的には中国ではなく、「インフレ抑制のためには高い金利水準をより長い期間」運用すると表明した7月FOMC以降の金利高が株式市場への逆風となっています。8月に発表された強い経済指標に押され、高い金利水準が今後も”長い期間”続くことが意識される展開となっており、8月に入り米国長期金利は29bp上昇の4.25%、8/17には昨年10月高値に肉薄する4.32%まで上昇する場面もありました。これに対応して金利高に弱いNASDAQ指数は8月の月間で▲7.36%となっています。
来週末の8/25にはジャクソンホールでパウエル議長の講演があり、今後の金融政策に関する手がかりを求める展開となりそうですが、ここまでの一方的な金利上昇の流れを考えると、イベント前に債券ショートの手仕舞いの流れが出てもおかしくはなく、週末までは金利低下/グロース株反発の局面となるのではないかと期待します。
金利低下を横目で見ながらの反発狙いでしたら、デルタロングボラティリティの低下の両方狙いでカバードコールがよさそうです。反発目途は25日線32434円。
債券相場は下落。米長期金利の上昇基調と為替の円安進行で先行きの不透明感が強まる中、この日の20年債入札が低調な結果となり、売りが優勢となった。ここもとの相場の落着きで、実需の買い中心の堅調な入札が期待されたものの、昨晩FOMC議事要旨で追加利上げが示唆されたことや、YCC柔軟化後も円安基調が止まらないことで警戒感が強まり、やや引き気味の入札となったようだ。最低落札価格は、事前予想価格を大幅に下回り、最低落札価格と平均落札価格の差(テール)が96銭と、36年ぶりの水準に拡大した。
【メモ】
☆20年債入札(185回,CPN1.1%)落札結果
最低落札価格95円55銭(1.385%)、平均落札価格96円51銭(1.322%)、応札倍率2.80倍(前回3.38倍)(事前予想価格96円75銭)
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回1.00%)落札金額0億円。
債券相場は先物や超長期債を中心に上昇。米長期金利が上昇した流れを引き継いで売りが優勢だったが、明日の20年国債入札に対する楽観的な見方が強まり先回りの買いが入ったようだ。この日の日銀買い入れオペで現物債の需給の良さが示されたことも相場を押し上げた。
【メモ】
☆日銀買入オペ(定例)1年以下1500億円、1-3年4250億円、5-10年6750億円、25年超1000億円。応札倍率は、5.41、1.91、1.46、1.61倍。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,360回1.00%)落札金額0億円。