JGBトレーディングフロア(2024年12月18日)

債券相場は上昇。明日の未明に発表となるFOMCでは0.25%利下げが予想され、また、今日から2日間の日程で行われる日銀の金融政策決定会合でも利上げ見送りが見込まれており、それらを控えた持ち高調整がやや上方へ押し上げた形。
基本的には様子見姿勢から取引は低調だが、日銀の声明文や植田総裁の会見がハト派的な場合の金利低下をヘッジする動きもあるとの声も聞かれた。
また、さらに日銀は来年1月会合でも利上げしない可能性も意識されていることも下支えとなっているとの見方。

【メモ】
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 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2024年12月17日)

債券相場は下落。日銀の早期利上げ見送り観測で買われた反動の売りが優勢となった。
長期金利となる新発10年国債は一時5カ月ぶり高水準の1.1%に急上昇する場面があった。
12月に利上げが見送られても1月や3月での可能性が後退したわけでなく、一定の金利上昇圧力は続いているようだ。
この日行われた20年債入札は無難に通過、一部で10年債や5年債を売りながら20年債を購入するイールドカーブのフラット化を狙った動きが観測された。
なお長期金利が1.1%を付けたことに関して、直後には1.075%に戻したこともあり、市場では発注ミスではとの声も聞かれた。

【メモ】
☆☆20年債入札(190回リオープン、CPN1.8%)落札結果
最低落札価格98円80銭(1.883%)、平均落札価格98円85銭(1.879%)、応札倍率3.38倍(前回3.52倍)、(事前予想価格98円70銭)


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JGBトレーディングフロア(2024年12月16日)

債券相場は下落。米利下げペースの鈍化が意識され、前週末に米長期金利が上昇した流れを受け、国内債も売りが優勢となった。日銀の今月の利上げ見送り観測による買いが一巡する中、明日の20年債入札を控えていることが相場の重しとなったようだ。もっとも、日銀会合に加えてFOMCも17~18日に控え様子見姿勢が強く、取引は低調だった。

【メモ】
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ウィークリーレポート(2024年12月20日)

12月第3週の株式市場は、日経平均NYダウは▲1.95%、ユーロストックス▲2.13%と揃って下落しました。

FOMCでは市場予想通り25bpの利下げを発表も、2025年の見通しでは年間の利下げが4回から2回に減少し、経済に中立的な金利水準であるロンガーラン金利を3.00%に引き上げました。
一方、日本銀行は政策決定会合で利上げを見送りました。上述、FOMCのタカ派姿勢による米国債券安につられ一時1.11%まで上昇していた長期金利も会合後は1.03%まで低下する局面もありました。会合後の会見では追加利上げは春闘の結果を見たからとの発言もあり、12月利上げ見送りどころか。1月利上げの可能性も遠のいたことから、為替市場は円安が進行し前週から2円66銭安の156円31銭で週末を迎えました。
思ったよりもタカ派なFRBと思ったよりもハト派な日銀ということで、市場はやや混乱気味となりましたが、FOMC後に27pt台を付けたVIX指数は18.36ptまで下落しており、米国デリバティブ市場のSQを前にした一過性の下落に思えます。

ところで、12/18FOMC後の下落でNYダウは10日続落となりました。翌日わずかながら反発したので連敗記録は10でとまりましたが、10連敗以上となるのは1974年以来という50年ぶりの珍記録でした。
1900年以降、100年以上データを遡ってみると、10連敗以上の続落記録は8回だけでした。9連敗も含めても11回しかありません。
この11回、1931年、1941年の2回が、連敗記録終了後にも大きく下落しています。それ以降の第二次大戦後のデータではやや下落しああと反発となっており、今回の連敗開始時の12/5の終値を基準に当てはまると40000ドルをボトムに反転となります。10%以上下落の調整相場入りするものの、それ以上は崩れず、20%以上の下落の弱気相場にはならない、というのが第二次大戦後以降の特徴に見えます。

メモ:2017年3月、2018年6月、2008年10月など近年でも8連敗まではあるが、9連敗以上となると、1980年代から2020年を過ぎるまで連敗記録がない。インフレ率の高さが関係しているかは不明。
ドル円通貨先物の投機筋ポジション:12月上旬に再び円買いにて転じたものの、前週はすぐに円売りに傾きそう。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2024年12月13日)

債券相場は、中長期債中心に上昇。日銀の早期利上げ観測の後退を背景にした買いが継続した。この日の日銀国債買い入れオペで中期債の需給の引き締まりが示されたことも支援材料となった。
この日の日銀短観はオントラックであることを裏付ける内容だが、一方で来週は日銀会合を控えてブラックアウト期間に入り、12月5日の中村審議委員の講演以降、日銀関係者の主だった発言は伝わっておらず、いわゆる地ならし的な動きが見られないことが利上げ観測の後退につながっているようだ。
その結果、上値を積極的に買っていくほどではないものの、下値ではキャリーを取りに行く実需の買いが入っているとの見方。

【メモ】
☆☆日銀買入オペ1-3年3250億円、3-5年3250億円、5-10年3750億円、10-25年1500億円。応札倍率は、それぞれ1.79、1.98、2.88、2.11倍。


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