JGBトレーディングフロア(2024年12月12日)

債券相場は上昇。前日の米長期金利上昇の流れを受けて下落したが、日銀の12月利上げ観測が後退していることを受け、引けにかけて買いが優勢になった。
国内消費者物価の上昇に加速感が見られず、利上げを急ぐ状況にはないとの見方やまた、次回1月の決定会合が米トランプ大統領就任直後で外部要因の不透明さが政策運営にも影響するため、次の利上げは3月会合になるとの見方も浮上してきている模様。
この日は超長期債の地合いの強さも続き、流動性供給入札が予想より強かったことも支援材料になった。先物中心限月は25年3月限に移行した。

【メモ】
☆流動性供給入札(418回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 +0.005%、募入平均利回り較差+0.005%、応札倍率3.56倍(前回3.91倍)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2024年12月11日)

債券相場は中長期債が下落。米長期金利の上昇を受けて売りが優勢で始まるも、日銀の追加利上げが先送りされるとの観測が相場を支え、その後は狭いレンジでのもみ合いに終始した。
日銀の利上げについて12月会合では見送り、1月との見方が強まったことで、積極的ではないものの償還資金など実需の買いが下値で控えているようで、上下どちらにも動きづらいなか、米金利動向に連れる形がまだしばらく続きそうとの見方。
そのため本日の米CPI発表を前に、日中通して取引もやや低調だった。なお先物の日中取引は2025年3月物の出来高が24年12月物を上回ったため、明日には先物中心限月が25年3月限に移行の予定。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2024年12月10日)

債券相場は下落。米長期金利の上昇やドル円相場が円安に振れたことで売りが先行、その後、この日の5年債入札が順調な結果となり、先物に買い戻しが入るなど、やや下げ幅を縮めて取引を終えた。日銀の利上げに対する見方が錯綜しるが、今週に入って12月会合での利上げ観測がやや後退していることから、押し目では買いを入れているようだ。明日は11月の米CPIの発表を控えており、結果を受けた米金利動向を見極めたいとの声も聞かれた。

【メモ】
☆5年債入札(174回リオープン、CPN0.7%)落札結果
最低落札価格99円83銭(0.736%)、平均落札価格99円84銭(0.734%)、応札倍率4.42倍(前回3.81倍)、(事前予想価格99円81銭)


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ウィークリーレポート(2024年12月13日)

12月第2週の株式市場は、日経平均+0.97%、NYダウは▲1.82%、ユーロストックス▲0.20%とまちまちの動きとなりました。
NYダウは6日続落と不穏な形状となっていますが、ハイイールドスプレッドは前週比11bp縮小の2.79%と今年最低水準を付けていることからリスクオフの気配はありません。夏以降、約3週間サイクルでボトムをつける動きをしており、足元の下落も同サイクル内の動きとみています。サイクルの日柄的には12/19のFOMC前後から反転となります。
なお、日本市場では、8月の暴落以降、日経平均はおよそ満月でピーク、新月でボトムという28日サイクルで動いており、こちらは日銀会合のある12/19前後にピークを付けて年末にボトムという時間軸になっています。
日米でサイクルのタイミングが真逆になっている12/19ですが、米国のFF金利先物から算出された利下げ確率は96%に及んでおり、今回のFOMCでの利下げを織り込み切っている状況と言えます。9月、10月のFOMCの利下げ後にNYダウは上昇しており、今回も同様のケースを期待します。

(Bloomberg) 来週のFOMC利下げ、CPIで青信号-2025年以降には黄色点滅
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-12-11/SOCGKHT1UM0W00

一方、OIS金利からBloombergが算出しているインプライド政策金利は9月以降上昇基調にあり(つまり利上げを織り込み)、それに伴って10年債利回りも上昇してきました。しかしながら、12月以降、インプライド政策金利が大きく下落しているのにも関わらず、10年債金利の下落は小幅にとどまっており、長期債ゾーンでは利上げを織り込んだままになっているようです。同会合で利上げが見送られた場合は10年債利回りが一時的に急低下/債券価格が急騰となりやすいと思われます。
年末ジャンボの代わりにJGBコールオプションの買いが面白いかもしれません。

(日経新聞)日銀、利上げ急がず為替・米国注視 18〜19日に決定会合
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB132X70T11C24A2000000/


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JGBトレーディングフロア(2024年12月9日)

債券相場は上昇。先週末の雇用統計を受けた米長期金利の低下や定例の日銀の国債買い入れオペによる需給面での相場の押上げによって長期金利は一時約1カ月ぶりの低水準(1.030%)を付けた。
米利下げ期待の高まりで足元のドル円相場が150円付近で落ち着いており、日銀の12月会合での過度な利上げ期待が後退し、買い戻しの動きが見られることや、また一部投資家も慎重ながら押し目では買いを入れているとの見方。
ただそれでも次回来年1月会合での利上げ期待は引き続き強いことや明日の5年債入札に向けたポジション調整などで、買い一巡後は伸び悩んだ。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3250億円、5-10年3750億円、25年超750億円。応札倍率は、それぞれ3.17、2.50、2.11倍。


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