債券相場は、中長期債中心に上昇。日銀の早期利上げ観測の後退を背景にした買いが継続した。この日の日銀国債買い入れオペで中期債の需給の引き締まりが示されたことも支援材料となった。
この日の日銀短観はオントラックであることを裏付ける内容だが、一方で来週は日銀会合を控えてブラックアウト期間に入り、12月5日の中村審議委員の講演以降、日銀関係者の主だった発言は伝わっておらず、いわゆる地ならし的な動きが見られないことが利上げ観測の後退につながっているようだ。
その結果、上値を積極的に買っていくほどではないものの、下値ではキャリーを取りに行く実需の買いが入っているとの見方。
【メモ】
☆☆日銀買入オペ1-3年3250億円、3-5年3250億円、5-10年3750億円、10-25年1500億円。応札倍率は、それぞれ1.79、1.98、2.88、2.11倍。
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