JGBトレーディングフロア(2023年6月21日)

債券相場は、長期金利が0.37%と1カ月ぶり水準に低下した。パウエルFRB議長の議会証言を21、22日に控える中、米長期金利が低下した流れを引き継いだ。先物も4日続伸で、今月9日の限月交代で、チャート上に空いた6月限~9月限間の窓を埋める形となった。引き続き日銀の政策修正観測の後退による投資家の買いが続いており、市場は、利回りの低下余地を探っているとの見方。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年6月20日)

債券相場は上昇。金融緩和策の維持を決めた日銀金融政策決定会合以降、上昇基調が続いている。
政策修正観測の後退から、先物に買い戻しの動きも見られたほか、押し目期待から買い遅れた投資家の需要も強いようだ。
この日発表された5月の公社債店頭売買高では、海外投資家は引き続き中期債を買い越した。ドル円のベーシススワップを通じた中期債投資のようだ。昨年に見られた長期債を中心とした売り越しは3月にいったん買い越した後、鎮静化している。

【メモ】
☆日本証券業協会 公社債店頭売買高(毎月20日更新)
https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/tentoubaibai/index.html
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年6月19日)

債券相場は長めのゾーンを中心に上昇した。長期金利指標となる新発10年国債の利回りは0.39%と約1カ月ぶりの水準に低下した。
16日の日銀金融政策決定会合で金融緩和策の維持を決めたことで、手控えていた実需筋を中心に買いが入った。日銀の次回7月会合での政策修正観測は根強いが、今月は大量償還もあって残高の積み増しに追われる形となった。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


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JGBトレーディングフロア(2023年6月16日)

債券相場は上昇。日銀がこの日の昼前に発表した政策決定会合で現行の緩和政策の維持を通知、午後から、中長期債中心に買いが膨らんだ。買い一巡後は15時半からの植田総裁の会見を控えて様子見姿勢が強まり、小幅なもみ合いとなった。
前回会合以降、政策変更に対する思惑は小さく市場の歪みも改善されたことでショートカバー的な動きは限定的だったようだ。

【メモ】
<植田総裁会見主な発言:出所Bloomberg>
YCCについて:
・毎回の会合間に得られる情報やデータに基づき、前回と違う結果になることを含めて、ある程度のサプライズが発生することはやむを得ない。
・経済・物価・金融情勢の見方や副作用を、丁寧に説明を行う。
・(市場機能の低下時)効果と副作用を比較して対応決める。
市場機能について:昨年12月以降の措置で市場機能に関する指標はかなり改善。
・インフレ期待や海外金利が動いた時にどうなるかは何とも言えないため注視。
・海外金利等により副作用が再び目立つ可能性は否定できない。
物価について:消費者物価、今年度半ばにかけてプラス幅を縮小していく。
・物価上昇率の下がり方が思っていたよりやや遅いという感触ある。
・食料品・日用品・宿泊料などが思っていたより高い。
・企業の価格・賃金設定行動に変化の兆しがあり注目している。
・先行き基調的に高まるが、不確実性高いー賃金動向。
・あくまで政策目標は物価・賃金ではない。
・物価上振れが国民負担になっていることを強く認識している。
・輸入物価はマイナス転化、物価引き上げの力は徐々に弱まる。
・物価見通し大きく変われば政策変更につながる可能性。


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ウィークリーレポート(2023年6月16日)

6月第3週、日経平均株価は10週続伸の+4.47%、NYダウも+1.25%と続伸、ユーロストックス50+2.45%の反発になりました。

FOMC市場予想通り利上げ見送りとなりました。会見では年内の再度利上げの可能性を示唆しましたが、FF金利先物市場はこれまで通り1回の利上げを予想するにとどまり、影響は小さかったようです。
日銀政策決定会合も市場予想通りの大規模緩和現状維持となり、緩和継続ということから発表後は株高となりました。また、前日23.08ptの高値を付けた日経VIは政策発表後20.56ptまで下落しました。

日本株の上昇を牽引している海外勢の買いですが、投資部門別売買動向では~6/9の週まで現物先物の合算で10週連続の買いとなり、買い始めた4月からの累積で7.9兆円買い越しとなっており、2013年のアベノミクスを上回るハイペースの買いとなっています。ハイペースな買いが継続していますが、対内証券投資のデータからは、2017年末水準までまだ5兆円ほど余裕があり、ボリューム面ではまだ買い足りていないと見えます。
一方、バリュエーション面では、6/14に過去平均から算出した予想PERのレンジ(1標準偏差)上限33363円を超えました。過去、株価の高値圏でこの水準を超えたのは、2013年のアベノミクス、2014年の黒田バズーカⅡ後のラリーがあり、当時の動きを現在の株価に当てはめると、2013年は34,682円までオーバーシュートした後反落、2014年パターンならは34250円-32400円のレンジとなります。

2013年は、ヒストリカルのレンジ上限を超えオーバーシュートしたのち、米国の金融政策の引締め観測から急落となりましたが、2023年現在ではすでに利上げの最終局面となっており、また、海外勢の7.9兆円大幅買い越しの裏で、自己1.3兆円、信託銀行2.3兆円、投信1.0兆円、個人2.3兆円と国内の主要な投資主体は4月以降大幅な売り越しとなっており、仮に海外投資家が買いを止めたとしても株価を下げる積極的な売り手になれるかは疑問です。また、6/14から米系証券の先物手口が売り越しに転じていることからも、2014年のように高値圏でいったんレンジ相場を形成するのではないかとみています(34250円-32400円)。

トレードアイデアとしては、33000円台のストラドル売りが素直なところですが、レンジ幅も大きいので34000以上へのオーバーシュート狙いでプロテクティブプットの買いや、あるいはその後の反落狙いでコール買い/先物売り(プロテクティブコール)も考えられます。


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