JGBトレーディングフロア(2023年6月27日)

債券相場は下落。この日の20年債入札が低調な結果となり、全般に売り圧力が強まった。日銀MPM以降、一本調子での相場上昇で、超長期債も3月来の水準に上昇(金利低下)していたことで警戒感も高まっていた。
ただ下値では引き続き投資家の買い需要が控えるほか、中期ゾーンは海外投資家の買いが続いていると見られ、海外金利が比較的穏やかな状況下であれば、下げは限定的になるとの見方。

【メモ】
☆20年債入札(184回リオープン,CPN1.1%)落札結果
最低落札価格102円30銭(0.961%)、平均落札価格102円52銭(0.948%)、応札倍率3.03倍(前回3.69倍)(事前予想価格102円45銭)
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年6月26日)

債券相場は上昇。前週末の欧米市場でそれぞれ発表された経済指標が予想を下回る結果となり景気後退懸念から長期金利が低下、国内債もその流れを受けて買いが優勢だった。新発10年債利回りは5月の水準を下回り、4月3日以来の0.35%を付け、先物も6月16日の日銀MPM以降の連騰で5月17日以来の149円台乗せで取引を終えた。
明日の20年債入札を控える超長期ゾーンも月末に向けた需要に支えられ堅調に推移するも、流石に高値警戒感から入札が低調になる可能性を指摘する声もあった。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年6月23日)

債券相場は上昇。米長期金利の上昇を受けて安く始まるも、この日の日銀国債買いオペで中長期ゾーンの応札倍率が1倍台に低下し、需給の引き締まりを示したことで買いが優勢になった。この日発表された5月の全国CPIは、コア指数が前年比3.2%と引き続き3%台を維持するも、前月からは伸びが減少し、事前予想の範囲だったことで、影響は限定的だった。

【メモ】
☆日銀買入オペ(定例)1-3年4250億円、3-5年4500億円、5-10年5750億円、10-25年2000億円。応札倍率は、それぞれ1.46、1.50、1.60、2.13倍。
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。

【来週のスケジュール】
<国内予定>
金融政策決定会合における主な意見(6月15・16日分) / 企業向けサービス価格指数(5月)
<海外予定>
【米国】米ダラス連銀製造業景況指数(6月)
【欧州】ECBフォーラム(ポルトガル) EU外相理事会 / 独IFO企業景況感指数(6月)
【その他】*****

6/27
<国内予定>
20年利付国債入札 / CP買い入れオペ / 資金循環統計(1-3月速報) / 景気動向指数(4月) / 日銀,基調的なインフレ率を捕捉するための指標
<海外予定>
【米国】耐久財受注(5月) / 主要20都市住宅価格指数(4月) / FHFA住宅価格指数(4月) / 新築住宅販売件数(5月) / 消費者信頼感指数(6月) / リッチモンド連銀製造業景況指数(6月)
【欧州】ECBフォーラム,ラガルドECB総裁講演
【その他】夏季ダボス会議(中国・天津),中国首相が出席

6/28
<国内予定>
*****
<海外予定>
【米国】米FRB,ストレステストの結果発表
【欧州】ECBフォーラム,日銀総裁,FRB議長,ECB総裁,英中銀総裁がパネル討論会 / ユーロ圏マネーサプライ(5月)
【その他】中国工業利益(5月)

6/29
<国内予定>
日韓財務大臣級対話(都内) / 2年利付国債入札 / 小売売上高(5月) / 百貨店・スーパー売上高(5月) / 消費者態度指数(6月)
<海外予定>
【米国】米アトランタ連銀総裁講演 / 米GDP(1Q) / 中古住宅販売成約指数(5月)
【欧州】EU首脳会議(ブリュッセル) / ECB経済報告 / ユーロ圏消費者信頼感指数(6月) / ユーロ圏景況感指数(6月) / 独CPI(6月)
【その他】

6/30
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 日銀国債買いオペ(3-5年,5-10年,10-25年,25年超) / 日銀7ー9月の国債買い入れ予定 / 消費者物価指数(東京都区部,6月) / 完全失業率(5月) / 鉱工業生産(5月) / 住宅着工戸数(5月)
<海外予定>
【米国】個人所得, 支出(5月) / ミシガン大学消費者マインド指数(6月)
【欧州】ユーロ圏CPI(6月) / ユーロ圏失業率(5月) / 独失業率(6月) / 英GDP(1Q)
【その他】中国製造業・非製造業PMI(6月)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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ウィークリーレポート(2023年6月23日)

6月第3週、日経平均株価は11週ぶりの下落となる▲2.74%の下げ、NYダウ▲1.67%、ユーロストックス50▲2.80%もそろって下落となりました。

週明けは第一四半期最終週となり、足元上昇していた日本株に対してリバランスのフローが懸念されます。また、7/8-10に決算を迎える日経225連動型ETF、TOPIX連動型ETFの分配金捻出売りもあり、昨年は海外勢が6月下旬に2兆0300億円の売り越し、7月のETF決算週に1兆1905億円買戻しという先回りの売りが出る展開でした。

(Bloomberg)日本株に恒例の需給悪化、1兆円超のETF換金売り-年金再配分も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-22/RWMYFOT1UM0W01

日経平均の予想PERのレンジ上限に達した6/14以降、外国証券の先物手口は売りに傾いており、積極的に上値を積極的に買う勢力がなくなったことが確認されました。過去のオーバーバリュー後の推移は前週のレポートで示しましたが、金曜日終値32781円は想定レンジ32400円-34250円の下限に近く、小幅反発しレンジ相場となるのか、下へブレイクして2013年コースへ行くのか、ひとまずは25日線 32145円を割り込むか注意です。

6/24土曜日にロシアの民間軍事会社ワグネルが叛旗を翻しモスクワへ進軍するという事件が起こりましたが、日本時間の翌6/25日には首謀者のプリゴジンがベラルーシに逃亡という形で、マーケットの開いていない土日の間にスピード解決しました。

ロシアのクーデタとしては、1991年8月以来となります。1991年8月19日の早朝、ソ連のゴルバチョフ書記長の改革路線に反対するKGB議長などが別荘地にてゴルバチョフ書記長を監禁し、国営放送を乗っ取り、クーデタを宣言しました。これが伝わると、金融市場は下落となり、NYダウは直近の高値から3.68%の下落となりました。
翌8月20日には、ソ連構成国であったロシアのエリツィン大統領がこのクーデタに抵抗し、反改革派が投降するという、今回と同じスピード解決なり、クーデタ失敗後のNYダウは5%超の上昇となっており、結局、株価はいってこいの動きで終わりました。
今回のワグネルの騒乱も同様のケースと思われますが、土日の間に完結したので月曜の市場に関してはニュートラルと考えます。

さて、日本市場の話題に戻ると、ワグネル騒乱とは関係なく、需給面の悪化、特に積極的に上値買う海外勢がいないという事で、目線は下向きになります。レンジ相場となっても高値更新が無いと割り切るなら、先物売り+プット売りのカバードプットが、2015年レンジ型・2013年急落型の両方のケースに対処できそうトレード案になります。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年6月22日)

債券相場は中期債と先物が上昇。利回り水準の低さから、多少の警戒感もあった5年債入札が無難な結果となり、午後からは買い安心感が広がった。超長期債は、足元の相場上昇による高値警戒感から売りが優勢だった。明日の5月の国内消費者物価の発表を控えて利益確定の動きなどが出たようだった。

【メモ】
☆5年債入札(158回リオープン,CPN0.1%)落札結果
最低落札価格100円14銭(0.070%)、平均落札価格100円15銭(0.068%)、応札倍率3.85倍(前回3.70倍)(事前予想価格100円14銭)
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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