JGBトレーディングフロア(2023年9月20日)

債券市場は、米FOMCの結果発表を前に、高金利政策の継続を警戒して米長期金利が約16年ぶりの水準に上昇したことに加えて、日銀の政策修正観測も根強く売りが先行して始まり、長期金利は2014年1月以来の高水準を更新した。
その後、この日の日銀国債買い入れオペも、応札倍率の上昇で需給の悪化が示唆されたが、積極的な売買は限られ、終盤にかけてイベント前のポジション調整などの買戻しが入り、下げ幅を縮めた。先物は前日の日中取引終値を小幅上回った。

☆日銀買入オペ(定例)1-3年4250億円、3-5年4500億円、5-10年6750億円、10-25年2000億円。応札倍率は、1.58、2.75、2.40、2.73倍。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年9月19日)

債券相場は下落。日銀を含む世界の主要中央銀行の金融政策会合を週内に控える中、前日米長期金利が一時8/21以来の4.33%台を付けたこともあり、全般、警戒感からの売りが優勢だった。
長期金利指標である新発10年債利回りは一時0.72%と、12日に付けた9年8カ月ぶりの水準に並んだ。先週金曜日の日銀関係者の発言報道は、植田総裁が読売新聞のインタビューで答えた内容に対する市場の解釈とのギャップを指摘していたが、日銀会合後の植田総裁の会見で直接真意を確認するまでは、早期政策修正の思惑は変わらないとの見方のようだ。

【メモ】
☆流動性供給入札(389回、残存期間1年超5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.001%、募入平均利回り較差-0.002%、応札倍率3.48(前回4.36倍)。


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JGBトレーディングフロア(2023年9月15日)

債券相場は長期債を中心に上昇。前日の20年債入札を順調に通過し買い安心感が広がったようだ。ただ、来週からの金融政策イベントを控え、上値も限定的だった。午後に、日銀植田総裁の読売新聞とのインタビューは、「従来から踏み込んだ内容ではなく、市場の解釈とギャップがある」と、関係者の話としてBloomberg のヘッドラインが流れ、先物中心に買いが先行する場面も見られたが、その後は元の水準に押し戻された。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


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ウィークリーレポート(2023年9月15日)

9月第2週の株式市場は、日経平均株価は+2.84%、NYダウ+0.12%、ユーロストックス50+1.37%と3指数と反騰しました。

ECB定例理事会では10会合連続となる利上げを実施し、政策金利を4.00%としました。市場予想に反する利上げだったものの、マーケットは最後の利上げと受け止め、ユーロは下落、欧州版VIXのVSTOXX指数も前日比▲1.75ptの14.74ptと大幅に下落しました。
週明けにはFOMC、日銀政策決定会合が待ち構えています。FRBに関しては利上げ見送りがコンセンサスとなっている一方で、日銀に関しては、政策転換のタイミングが年末に早まるとの観測もあり、会合後の植田総裁の会見に注意が必要です。

(Bloomberg) 植田総裁発言と市場解釈にギャップ、日銀の認識ほぼ変わらず-関係者
https://www.bloomberg.co.jp//news/articles/2023-09-15/S0YVE0T0G1KW01

日本市場では、18年ぶりの阪神優勝で株高アノマリーが報じられています。過去3回の阪神優勝時にはいずれも株価が上昇しており、年末まで株高の機運が高まりそうですが、過去の平均PERから計算した日経平均の上値は予想EPSの上昇に伴い34930円まで上昇しているものの、金曜終値からは4%程度の余地しかありません。
一方で、同様にバリュエーション面から TOPIXのレンジ上限を計算するとは2749ptと金曜日終値から13%の上昇余地があり、ここもとのバリュー株主導の相場を考えるとTOPIXの13%上昇はあり得そうにも思えます。NT倍率が13倍まで低下すると仮定して、日経平均は35737円まで想定できそうです(が、さすがにこれは苦しい気もします)。
上昇幅はともかく、週明けの金融政策ウィークが終わると9月中間配当の再投資シーズンとなりますので、日経<TOPIXのNT倍率低下局面は続きそうです。


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JGBトレーディングフロア(2023年9月14日)

債券相場は超長期債を中心に上昇。この日の20年債入札が強い結果となり、安心感から買いが優勢となった。最低落札価格は94円80銭と予想(94円60銭)を大きく上回ったほか、応札倍率は3.94倍と2020年以来の高水準だった。前回の同年入札ではテール(最低落札価格と平均落札価格の差)が96銭となり不調な結果となったが、今回は7銭にとどまった。昨日の日銀買入れオペでも超長期ゾーンの好需給が示されており、同ゾーンには、その水準感から一定の資金が向かったようだ。
先物も入札結果後はやや水準を切り上げたが、やはり日銀の政策変更観測による金利の先高観が強く、買いは続かず引けにかけて上げ幅を縮めた。

【メモ】
☆20年債入札(185回,CPN1.1%)落札結果
最低落札価格94円80銭(1.437%)、平均落札価格94円87銭(1.433%)、応札倍率3.94倍(前回2.80倍)
(事前予想価格94円60銭)
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


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