JGBトレーディングフロア(2025年9月19日)

債券相場は先物や中長期債が下落。日銀政策決定会合で政策金利は据え置かれたものの高田委員と田村委員の2名が反対したことで、早期利上げ観測を高めた。
午後の植田総裁の記者会見でも、「米関税の内外経済への影響をもう少しみたいとしつつも、全て見極める必要はない」とし、早期利上げの可能性に含みを持たせたとの見方。オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)市場では、10月末の次回会合で利上げが実施される確率が50%台に上昇した。
一方、超長期金利は前日に続いて買いが優勢でイールドカーブはフラット化。注目の自民党高市氏の会見で、「責任ある積極財政」を進めるとし、消費税減税にも言及がなかったことが超長期債の買い材料になったとの声も聞かれた。なお日銀は、決定会合において保有するETFやREITの売却計画を発表した。

【メモ】
☆当面の金融政策運営について(2025年9月金融政策決定会合)
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2025/k250919a.pdf
☆ETF等の処分に関する決定
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2025/k250919b.pdf


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