5月第1週、日経平均株価は+3.15%と3週続伸、NYダウも+3.00%、ユーロストックス50は+2.54%といずれも続伸となりました。
日銀政策決定会合では政策金利を現状維持と据え置いたものの、2%物価目標の実現時期を後ずれしたことから、利上げ時期が遠のいたとし、ドル円為替レートは円安へ145円91銭まで円安となりました。
GW連休中の株式市場は、トランプ大統領の映画関税といった不規則自体はあったものの、堅調な雇用に支えられ株価は上昇しました。週明けにはFOMCが開催されますが、市場コンセンサスは現状維持となっており、FOMCでの波乱はないものと予想されます。
一方で、5/13、5/15の物価統計は4月から始まった関税の影響をみる試金石であり、FOMC以上の警戒感が現れるものと思われます。FOMC経過後にVIX指数が下がるようであれば運だめにプットを買ってみるのも面白いかもしれません。
しかしながら、アノマリーの観点からは、S&P500の調整局面入り比較チャートから見ると、1998年の戻り高値を超えて上昇しており類似性は薄まってきたように思われる一方で、Zweig Bredth Thrustの類似では2012年との比較は5%前後の押し目が入る可能性があるものの下値は限定されており、プット売り戦略が有効かもしれません。
Zweig Breadth Thrust(買いシグナル)発生後の比較チャート(2000年からの発生例)
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