債券相場は大幅下落。ドイツ国債が、次期首相就任が確実視されるメルツ氏が防衛力強化のための大胆な財政改革案を提示したことを嫌気して10年債が1日の変動幅が31bpと90年3月以来の大幅上昇となり、アジアの債券市場にも波及した。
この日の順調な30年債入札の結果を受けて超長期債を中心に買い戻しが入ったが、その後再び売りが強まった。日本も財政拡大による長期金利の上振れを想定せざるを得なくなってきたとの声も聞かれた。
今後も海外金利の動向が注視される上、国債入札も続くため、債券は値動きの荒い相場が続くのではと警戒されている。長期金利指標となる新発10年国債利回りは2009年6月以来の1.515%に上昇した。
【メモ】
☆30年債入札(85回、CPN2.3%)落札結果
最低落札価格96円45銭(2.508%)、平均落札価格96円57銭(2.500%)、応札倍率3.50倍(前回3.74倍)、(事前予想価格96円40銭)
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