債券相場は上昇。米国で消費者信頼感指数の落ち込みを受けて米長期金利が低下した流れを引き継いだ。
ただ買い一巡後は、この日の定例オペ結果で中期ゾーンの売り需要が示されたこともあり、引き続き日銀の利上げへの警戒感から上げ幅を縮小した。足元では植田日銀総裁の発言(長期金利が急激に上昇する場面では機動的に国債買い入れの増額等を実施する)をきっかけに買い戻す動きが強まった形だが、この日は定例買入オペが通知された10時10分を境に先物の上昇がピークアウトしたため、一部思惑的な(オファー額の増額)動きもあったのではとの声も聞かれた。
もっとも賃金や物価の上昇を背景に日銀が夏までに利上げするとの見方を揺るがす材料は出ておらず、近いうちに再び金利上昇を試す局面に入るとの見方のようだ。
【メモ】
☆日銀買入オペ3-5年3000億円、5-10年3250億円、10-25年1500億円、物価連動債500億円。応札倍率は、それぞれ4.20、2.77、1.74、3.93倍。
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