ウィークリーレポート(2025年8月15日)

8月第3週の株式市場は、日経平均は+3.73%と大幅続伸、NYダウは+1.74%、ユーロストックス50+0.81%と米欧株も続伸しました。
日経平均は昨年7月の高値を抜け43451円とTOPIXに続き史上最高値を更新しました。
前週のレポートでは43000円までの上昇、その後はオーバーシュートのゾーンと見ていましたが、昨年7月の高値更新時は予想PERのレンジから10%超のオーバーシュートを見せており、8/15時点のレンジ上限43235円へ+10%で47557円となります。とは言え、昨年の上昇の勢いが今年も再現される確証はなく、オーバーバリューと知りながら47500円までただロングというのは無鉄砲に思えます。

昨年7月の暴落は、PERから計算されたレンジ上限38360円を超え42000円まで上昇していましたが、今年はバリュエーション面ではまだ上値余地のある状況です。上値の目途としては日経平均43000円、TOPIX 3100ptあたりで、これを超えるようならばプット買いなどでプロテクトしつつ上値を追いかけるのがよさそうです。

TOPIXで同様のレンジ計算を行うと、昨年7月の高値2946ptを付けたときはレンジ上限3084ptまで達していませんでした。8/15時点の終値3107ptに対してレンジ上限は3202ptと3%の余地があり、日経平均もここまでは連れ高となる可能性があります。オーバーシュートのしやすい日経平均よりもTOPIXで上値目途を確認し、ヘッジを入れるのが良さそうです。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年8月14日)

債券相場は中長期債中心に下落。ベッセント財務長官が日銀はインフレ抑制で後手に回っていると指摘したことを受け、日銀による早期利上げの連想から売りが優勢だった。前日の軟調な5年債入札結果を受けて中期債の買いにくさが意識されていたこともあり、この日の日銀定例の国債買い入れオペでは落札レートが実勢をやや上回ったほか、中長期ゾーンで案分と平均落札レートが一致する1本値となったことで日銀に売却できなかった投資家のヘッジ売りが先物の下げにつながったとする見方も聞かれるなど、終日弱さが目立った。
OISが織り込む来年1月までの会合での利上げ確率は90%に迫ったほか、10月会合での利上げ確率も42%に上昇した。

【メモ】
☆☆日銀買入オペ1-3年3250億円、5-10年3500億円、10-25年1350億円、25年超750億円。応札倍率は、それぞれ3.20、2.66、3.47、2.19倍


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JGBトレーディングフロア(2025年8月13日)

債券相場は先物や中期債を中心に下落。この日の5年債入札結果で、最低落札価格が市場予想を下回ったことや投資家需要の強弱を反映する応札倍率も20年3月以来の低水準(2.96倍)となったことが売りにつながった。前日の米国CPIは、おおむね市場予想通りの内容となるも、公表後に米金利が上昇したことも上値を抑える結果となった。米国との関税協議が一通り終わり、日銀の年内利上げ観測もくすぶる中で、買いが入りにくい状況は続いているようだ。

【メモ】
☆5年債入札(179回、CPN1.0%)落札結果
最低落札価格99円71銭(1.062%)、平均落札価格99円74銭(1.056%)、応札倍率2.96倍(前回3.54倍)、(事前予想価格99円72銭)


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JGBトレーディングフロア(2025年8月12日)

債券は下落。日本の連休中に米長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが優勢だった。日銀の利上げ観測や財政拡張懸念も重しになった。ただ夏休みで市場参加者が少なく、大きな方向感は出にくい印象だった。加えて今晩の米7月CPIの結果を前に取引も手控えられたようだ。物価上昇に陰りが見られれば、米国の利下げ期待も高まるため、売り進めるのも難しいとの声も聞かれた。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2025年8月8日)

債券相場は下落。朝方公表された日銀政策決定会合(7/30,31開催分)の「主な意見」で、物価上振れを懸念する発言が目立ち、植田総裁のハト派的な記者会見よりも政策委員全体はややタカ派的な印象だったことが、売り材料視された。
また、この日の午後に始まった自民党の両院議員総会に対する不透明感も相場の重しとなった。ただ国内3連休を控えて、様子見の投資家も多く、売り一巡後は徐々に下げ幅を縮める展開となった。先週の雇用統計の下振れによる米長期金利の低下が記憶に新しく、来週12日の米国のCPI発表を前にポジションを取りにくいとの声も聞かれた。

【メモ】
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