JGBトレーディングフロア(2021年3月17日)

債券相場は超長期債を中心に上昇。前日の米長期金利の上昇が一服したこと、日銀の政策点検では、金利上昇につながるような方針の変更はないとの見方が強まったことなどで、やや買いが優勢だった。
10年債利回りが再び0.1%台を下回ってきている状況下、この日の国債買いオペで強い売り需要が確認されなかったことも上げにつながった。ただFOMC及び日銀会合の結果待ちで積極的にポジションを取りにくいこともあり、引けにかけて先物などは伸び悩んだ。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4000億円、3-5年3700億円、5-10年4200億円、10-25年1200億円(金額据え置き)。応札倍率はそれぞれ2.51、2.94、2.41、2.52倍。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2021年3月16日)

債券は上昇。前日の米長期金利が低下した流れを引き継いだほか、この日に実施された流動性供給入札を無難に通過したことから、買い安心感が広がった。市場は、日銀が長期金利の上昇を容認するとの見方は後退してきており、政策点検が想定の範囲内なら、米金利上昇があっても相場は底堅く推移すると見込んでいるようだ。

【メモ】
☆流動性供給入札(329回、残存期間5年超15.5年以下)
最大利回り格差はプラス-0.007%、平均利回格差はプラス-0.008%、応札倍率3.66倍(前回5.06倍)
☆日銀黒田総裁(参院財政金融委員会)
「債券市場の安定を維持してイールドカーブ全体を低位で安定させることが大事な状況にある」


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2021年3月15日)

債券市場は中長期債が上昇。先週末に米長期金利が大幅上昇したものの、今週末の日銀金融政策決定会合での政策点検では許容変動幅が維持されるとの見方が強まり、買いが優勢になった。一方で超長期ゾーンは、イールドカーブのスティープニングを促すようなオペ運営の変更などが警戒され、弱含んだ。

【今週のスケジュール】
3/15
<国内予定>
日銀,CP買い入れオペ / NTT澤田社長が参院予算委に参考人招致 / 機械受注(1月) / 第3次産業活動指数(1月)
<国内決算>
神戸物産 (3038)
<海外予定>
【米国】米国務長官と国防長官来日(17日まで) / 対米証券投資(1月) / ニューヨーク連銀製造業景況指数(3月) / 米アカデミー賞ノミネート作品発表
【欧州】ユーロ圏財務相会合(ユーログループ,オンライン)
【その他】中国の「3.15晩会」 / 中国工業生産、都市部固定資産投資,小売売上高(1-2月)

3/16
<国内予定>
日米外相会談 / 日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2) / 流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下) / 日銀の黒田総裁フィンテックカンファレンス「FIN/SUM2021」であいさつ(都内) / 鉱工業生産(1月) / 鉱工業生産(1月)
<国内決算>
ツルハHD (3391)
<海外予定>
【米国】小売売上高 (2月) / 輸入物価指数 (2月) / 鉱工業生産(2月) / 企業在庫 (1月) / NAHB住宅市場指数 (3月)
【欧州】EU非公式財務相理事会(オンライン) / 独ZEW期待指数 (3月)
<海外決算>
フォルクスワーゲン

3/17
<国内予定>日銀買いオペ(1-25年) / 国庫短期証券(1年)入札 / 大阪地裁、関西電3原発の運転差し止め仮処分の決定 / 自動車など春闘集中回答日 / 日本証券業協会の鈴木会長がオンライン会見 / 貿易収支 (2月) / 資金循環統計(10-12月期速報) / 訪日外客数(2月)
<国内決算>
なし
<海外予定>
【米国】FOMC声明発表,議長記者会見と経済予測 / 米韓外相会 / 米韓国防相会談 / 米州開発銀行(IDB)年次総会(コロンビア) / 住宅着工件数(2月)
【欧州】国際エネルギー機関(IEA)月報 / 欧州新車販売台数(2月) / ユーロ圏CPI(2月)
【その他】ブラジル,政策金利発表
<海外決算>
BMW

3/18
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札
<国内決算>
なし
<海外予定>
【米国】米中外交トップ,アラスカ州で会談 / 米韓2プラス2 / フィラデルフィア連銀製造業景況指数(3月) / 景気先行指標総合指数(2月)
【欧州】英中銀,政策金利発表 / トルコ中銀、政策金利発表
【その他】ニュージーランドGDP(4Q)
<海外決算>
ナイキ / フェデックス

3/19
<国内予定>
** 日銀金融政策決定会合(政策点検公表),黒田総裁会見 / 全国CPI(2月)
<海外予定>
【米国】特になし
【欧州】特になし
【その他】特になし


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JGBトレーディングフロア(2021年3月12日)

債券相場は下落。来週の日銀金融政策決定会合で行う政策点検に対する警戒感がくすぶる中、前日の好調な20年債入札で大きく上昇した超長期債中心に、その反動で売りが出た格好。ただこの日の日銀オペでは5-10年長期債の応札倍率がやや低下し、先物が強含む場面も見られた。その先物は月曜日の取引最終日を前に6月限に移行した。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1年以下1000億円、1-3年4000億円、5-10年4200億円、25年超300億円(金額据え置き)。応札倍率はそれぞれ2.51、2.00、1.64倍、4.89倍。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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ウィークリーレポート(2021年3月12日)

3月第第2週の株式市場は、NYダウ+4.07%、日経平均+2.96%と続伸、NASDAQも+3.09%の上昇となりました。米国債金利は、3/12の夜間に上昇、再度1.6%を突破し、1.62%まで上昇しています。

週明けは3/17FOMC(日本時間3/18 03:00発表)、3/19日銀会合とビッグイベントがあります。日銀に関しては、当座預金に対するマイナス金利の要件緩和など、今後の利下げに対する準備と思える報道がされている一方、雨宮理事など要人発言は長期金利の変動幅拡大を示唆しており、ETFの購入政策以外の変更にも注意が必要です。日米の金融政策の発表後の金利のトレンド変化には注意したいところです。

(毎日新聞)日銀、金利引き下げ時の対策明示へ ETF購入原則は削除の方向
https://mainichi.jp/articles/20210311/k00/00m/020/337000c

(スポットレポート)イールドカーブと株価の関係
https://kosei.co.jp/wordpress/?p=13540

市況関連データでは、裁定買残が急伸し1兆4111億円と売残の1兆2021億円を逆転、20年1月以来、1年2か月ぶりに買い越しとなりました。2月最終週に大幅な買い越しとなった個人投資家は3月第1週は141億円と小幅な売り越しに留まり、日銀の会合を前に、マーケットは楽観的なロングポジションが増えてきている様に思えます。

また、日経VI指数は▲4.60pt下落の22.01ptと、通常はイベント警戒で上昇するところが大幅下落となっており、会合後の下落リスクヘッジに【2035】日経平均VI先物指数 ETNがよさそうです。ただし、ETF購入政策変更が市場にショックをもたらしても、再来週には配当の再投資による買いが控えており、下落も一時的に終わると思われます。


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