JGBトレーディングフロア(2025年6月24日)

債券相場は小幅安。トランプ米大統領がイスラエルとイランの暫定的な停戦を発表し、投資家のリスクセンチメント改善が債券売りにつながった。また、この日行われた20年債入札の弱めの結果を受けて午後に下げ幅を拡大する場面もあった。その後取引終盤にかけて今晩の米パウエルFRB議長の議会証言を控えてやや様子見姿勢が強まった。
20年入札は5月入札後の波乱が記憶に新しい中、来週に30年債入札、また、2週間後には再び20年債入札が控えていることもあり投資家はやや慎重な動きとなったようだ。ただ、財務省が7月からの発行減額で超長期債をケアしているという安心感はあり、利回りが上昇すれば買いたい投資家はいるだろうとの声も聞かれた。

【メモ】
☆20年債入札(192回、CPN2.4%)落札結果
最低落札価格100円20銭(2.385%)、平均落札価格100円48銭(2.364%)、応札倍率3.11倍(前回2.50倍)、(事前予想価格100円50銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年6月23日)

債券相場は下落。米国のイラン核施設への攻撃によるリスク回避の動きから高く始まるも、原油価格の上昇や為替のドル高を受けてその後は売りが優勢だった。明日の20年債入札に向けた売りも出たようだ。防衛費増額への圧力が高まっているとの報道や、東京都議選での自民敗北による参院選の不透明感の高まりも金利低下を抑制しているとの見方もある中、特に20年債入札に関しては、前回5月が不調だったこともあり、投資家は慎重にならざるを得ないだろう。
ただ中東情勢の行方がはっきりするまでは、今のところ下値も限定的か。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2025年6月20日)

債券は長期債が上昇。朝方発表となった5月全国CPIでコア指数が市場予想を上回り、日銀が追加利上げに動きやすくなるとの見方から売りが先行するも、その後この日の日銀国債買入れオペの結果が強かったことで長期債が買い戻された。
また、中東情勢の悪化によるリスク回避の動きがくすぶる中、週末に米国によるイラン攻撃を警戒した持ち高整理もあったようで、先物が引けにかけてプラスに転じた。一方、この日の財務省のPD懇談会では20年債を、事前報道を上回る2000億円減額することが夕方に判明したが、先物夜間取引での影響は限定的だった。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年2750億円、5-10年3000億円、10-25年1350億円。応札倍率は、それぞれ2.96、3.10、2.10、2.35倍。
☆国債市場特別参加者会合(第114回)議事の要点(財務省)
https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/meeting_of_jgbsp/proceedings/outline/250620pd.html


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JGBトレーディングフロア(2025年6月19日)

債券相場は中長期債を中心に上昇。この日の5年債入札で、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が4.58倍と、2023年7月(4.68倍)以来の高水準となるなど、順調な結果となったことが追い風になった。午前に米国がイランを攻撃する可能性を示す報道もあったことで、リスク回避による金利低下を見込んだ動きもあったようだ。
一方、明日の財務省のPD懇談会での超長期債の発行減額が期待されていた中、入札1回あたりの減額規模が各年限1000億円との財務省案が判明し、30年債などには失望売りが出た。関係者によると財務省は25年度の国債発行計画を見直し、超長期債の発行を減額する見込みで、20年、30年、40年の各年限で、7月から1回当たりの発行額を1000億円減らし、その分2年債と割引短期国債の増額で対応、5年債の増額は回避された。また、買い入れ消却についてもPD会合で当局の考え方を説明する方向のようだ。
報道通りの内容で進むのであれば、超長期債の需給回復は難しいのではとの声も聞かれた。

【メモ】
☆5年債入札(178回、CPN1.0%)落札結果
最低落札価格100円03銭(0.993%)、平均落札価格100円08銭(0.982%)、応札倍率4.58倍(前回3.19倍)、(事前予想価格100円05銭)


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JGBトレーディングフロア(2025年6月18日)

債券相場は上昇。米国市場で弱い経済指標が相次いだことやイスラエルとイランの軍事衝突激化を受けたリスク回避の買いで長期金利が低下した流れを引き継いだ。前日の植田総裁会見を受けて日銀の追加利上げ期待がさらに低下したことも買い材料になったようだ。
また超長期債も日銀が7-9月の国債買い入れ予定で超長期債の買い入れ額を据え置いたことも支えになったとの見方。ただ明日の5年債入札を控えて、超長期債の発行減額の代わりに5年債の増額が見込まれ、需給に対する警戒感から中長期債は取引終盤にかけて上げ幅を縮めた。

【メモ】
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