債券相場は上昇、長期金利は約1カ月半ぶりの水準に低下した。前日の米長期金利低下の流れを受けて買いが優勢、この日の定例の国債買いオペも相場の支えとなった。米金利の先高観が後退してきたことや指値オペ対象にあった10年国債の相対的な割高感が薄れて買いが入ったことで、先物も買戻しの動きがみられるようだ。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4750億円、3-5年4750億円、5-10年5000億円、10-25年1250億円(事前通告通り)。応札倍率はそれぞれ1.92、2.45、4.27倍。
日本国債並びに日本国債先物市場で気になるポイントをとりあげます。
債券相場は上昇、長期金利は約1カ月半ぶりの水準に低下した。前日の米長期金利低下の流れを受けて買いが優勢、この日の定例の国債買いオペも相場の支えとなった。米金利の先高観が後退してきたことや指値オペ対象にあった10年国債の相対的な割高感が薄れて買いが入ったことで、先物も買戻しの動きがみられるようだ。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4750億円、3-5年4750億円、5-10年5000億円、10-25年1250億円(事前通告通り)。応札倍率はそれぞれ1.92、2.45、4.27倍。
債券相場は上昇。米長期金利が時間外取引で低下したことやこの日の流動性供給入札を無難に通過したことで買いが優勢となった。日銀指し値オペを毎営業日通知していることで10年債に対する売りが限定される中、国内金利の上昇を見込んで売られていた先物のポジションに巻き戻しの動きが出ているとの見方。
【メモ】
流動性供給入札落札結果(第358回、残存期間5年超15.5年以下)
最大利回較差 -0.007% 平均利回較差-0.007% 応札倍率4.33倍(前回4.65倍)。
債券相場は上昇。米景気減速懸念による先週末の米長期金利低下の流れを受けて国内金利も約3週ぶりの水準に利回りが低下、先物も一時4月5日以来の高値を付けた。ただ国内要因での材料に乏しく買い一巡後はもみ合い、先物は取引終盤に米長期金利が時間外取引で上昇したため下落に転じた。
債券相場は上昇。前日の米国市場で景気減速懸念から長期金利が低下したことや、日銀が指し値オペを毎営業日実施していることが支えとなる中、この日の20年債入札が順調だったことを受けて午後から各年限に買いが入った。
【メモ】
☆20年債入札(180回リオープン,CPN 0.005%)落札結果
最低落札価格100円70銭(0.759%)、平均落札価格100円74銭(0.757%)、応札倍率3.77倍(前回3.10倍)。(事前予想価格99円65銭)
【来週のスケジュール】
5/23
<国内予定>
日米首脳会談 / 首都圏新築分譲マンション(4月)
<海外予定>
【米国】米アトランタ連銀総裁講演
【欧州】英中銀総裁講演(ウィーン) / ユーロ圏財務相会合(ユーログループ) / 独IFO企業景況感指数(5月) / 世界経済フォーラム年次総会(22-26日,ダボス)
【その他】中国の滴滴グローバル,米上場廃止計画巡り臨時株主総会
5/24
<国内予定>
国庫短期証券(6カ月)入札 / 流動性供給入札(残存期間5年超15.5年以下) / 日米豪印のクアッド首脳会合 / 全国百貨店売上高(4月) / 東京地区百貨店売上高(4月)
<海外予定>
【米国】米新築住宅販売件数(4月) / S&Pグローバル米国製造業・サービス業・総合PMI(5月)
【欧州】EU財務相理事会
【その他】
*****
5/25
<国内予定>
日銀国債買オペ(1-3,3-5,5-10,10-25年) / 黒田日銀総裁「2022年国際コンファランス」講演(オンライン) / 景気先行指数(3月)
<海外予定>
【米国】米FOMC議事要旨(5月3,4日開催分) / 米ツイッター年次株主総会 / 米耐久財受注(4月)
【欧州】ECB金融安定報告 / ドイツ15年債入札 / 独GDP(1Q)
【その他】*****
<海外決算>
エヌビディア
5/26
<国内予定>
40年利付国債入札 / 日銀CP買いオペ / 企業向けサービス価格指数(4月)
<海外予定>
【米国】米GDP(1Q,改定値) / 米中古住宅販売成約指数(4月)
【欧州】*****
【その他】*****
<海外決算>
アリババグループ / 百度 / コストコ
5/27
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 東京CPI(5月)
<国内決算>
SBI(8473)
<海外予定>
【米国】米個人支出(4月) / 米個人所得(4月) / 米ミシガン大学消費者マインド指数(5月)
【欧州】北大西洋条約機構加盟国国会議員会議(NATO₋PA)春季大会(リトアニア・ビリニュス) / ユーロ圏マネーサプライ(4月)
【その他】中国工業利益(4月)
債券相場は超長期債が上昇。前日の米株式相場の急落で米長期金利が大幅低下した流れを受けて買いが優勢だったが明日の20年国債入札に対する警戒感もあり相場の上値は限定的だった。また長期金利指標である新発10年債は日銀の連続指値オペで下支えされている分、相対的に割高な水準にあり、横ばいとなった。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4750億円、5-10年5000億円、25年超500億円(事前通告通り)。応札倍率はそれぞれ2.07、2.96、5.00倍。
☆5-10年(10年364~366回)指値オペ落札額0億円。