JGBトレーディングフロア(2022年12月23日)

債券相場は先物が下落。米長期金利の上昇や11月の全国消費者物価指数が伸び率を拡大したことが相場の重石となり朝方は売りが先行したものの、ただその後はもみ合いとなった。日銀が指し値オペを継続していることが相場を下支えとなった。また海外投資家はクリスマス休暇に入っている様子で、参加者が乏しく積極的な売買は限られ小口の取引も、レンジはやや広めの展開だった。現物債は、中長期債が買われた。日銀のYCC変動幅拡大後の金利水準の落ち着きどころを探っている印象。ただ、10年カレント債については、日銀の吸い上げによる需給の偏りが出ているとの見方。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式0.5%,366~368回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式0.5%,357,358回) 落札金額0億円 。

【来週のスケジュール】
12/26
<国内予定>
日銀国債買オペ(3-5年,5-10年,10-25年,25年超) / 黒田日銀総裁講演(日本経団連審議員会) / 企業向けサ-ビス価格指数(11月)
<海外予定>
【米国】休場
【欧州】休場
【その他】*****

12/27
<国内予定>
,2年利付国債入札 / 日銀CP買い入れオペ / 失業率(11月) / 小売売上高(11月) / 百貨店・ス-パ-売上高(11月) / 日銀,基調的なインフレ率を捕捉するための指標 / 住宅着工件数(11月)
<海外予定>
【米国】米主要20都市住宅価格指数(10月) / 米FHFA住宅価格指数(10月)
【欧州】英国市場休場
【その他】香港休場 / 中国工業利益(11月)

12/28
<国内予定>
08:50日銀金融政策決定会合における主な意見(12月19・20日分) / 鉱工業生産(11月) /
<海外予定>
【米国】米中古住宅販売成約指数(11月)
【欧州】*****
【その他】*****

12/29
<国内予定>
*****
<海外予定>
【米国】*****
【欧州】ECB経済報告 / ユ-ロ圏マネ-サプライ(11月)
【その他】*****

12/30
<国内予定>
大納会 / 外国為替平衡操作の実施状況(11月29日-12月28日)
<海外予定>
【米国】米債券市場,短縮取引
【欧州】*****
【その他】中国製造業・非製造業PMI(12月)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2022年12月22日)

債券相場は上昇。日銀が中長期債を対象に国債の買入れオペを増額して実施したことを受け、長期金利が大幅に低下した。先物も連れる形で一時、前日終値比88銭高の水準まで買われるも、その後は明日発表になる11月全国消費者物価指数を警戒して上げ幅を縮めた。
5-10年ゾーンの買入れオペの落札結果は、按分レートが基準マイナス10.7bpsと大きく流れたが、10年カレント債の368回国債が12/20時点ですでに日銀が全体の86%超を保有しており、流動性の影響が出ているとの見方。YCCの変動幅拡大後も歪みが解消されない状況が続いている。

【メモ】
☆日銀買入オペ3-5年6500億円(+1750億円)、5-10年6750億円(+1250億円)(定例オペ)。応札倍率は、それぞれ1.72、2.04倍。
☆国債買入(固定利回り方式0.5%,366~368回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式0.5%,357,358回) 落札金額0億円 。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2022年12月21日)

債券相場は長期金利が上昇。日銀のYCC政策における長期金利の許容変動幅の拡大の影響がこの日も続いた。日銀は10年債への指値オペに加えて、中長期ゾーンを対象にした臨時の国債買い入れを実施した。一方で超長期債の利回りは低下し、イールドカーブはフラット化。長期金利の上限0.5%を軸にして、各年限の金利水準の落ち着きどころを探っている状況がうかがえる。
先物もこの日の安値で引けるも、夜間取引では前日水準まで買い戻されている。

【メモ】
☆流動性供給入札(372回、残存期間15.5年超39年未満)落札結果
募入最大利回り較差 +0.027%、募入平均利回り較差+0.022%、応札倍率2.89倍(前回2.90倍)。
☆日銀定例買入オペ3-5年1000億円、5-10年1000億円(臨時オペ)。応札倍率は、それぞれ4.16、5.33倍。
☆国債買入(固定利回り方式0.5%,366~368回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式0.5%,357,358回) 落札金額0億円。


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JGBトレーディングフロア(2022年12月20日)

債券相場は大幅安。午前中は小動きで推移したが、この日の日銀政策決定会合で、YCCにおける長期金利の許容変動幅を0.25%から0.5%に拡大したことを受けて、午後の取引開始から売りが殺到、先物3月限はサーキットブレーカーが発動されたのち、一時145円52銭まで値下がり、終値は前日比1円72安の146円14銭となった。
長期金利の指標となる新発10年債利回りも、0.46%に上昇したのち、0.395%で取引を終えた。日銀は、相場の急変動を抑えるために、10年カレント債やチーペスト債に加え、新発2年、同5年債、同20年債にも指値オペを発動したことで、相場の急落を抑える形となった。
黒田総裁は、夕方の会見で「利上げではなく、市場機能を改善することで金融緩和効果をより円滑に波及させる趣旨である」と語った。

【メモ】
☆日銀定例買入オペ1-3年1000億円、3-5年1000億円、5-10年3000億円、10-25年1000億円(臨時オペ)。応札倍率は、それぞれ2.24、2.80、1.46、1.57倍。
☆国債買入(固定利回り方式0.5%,366~368回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式0.5%,357,358回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式0.02%,2年443回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式0.170%,5年154回) 落札金額10189億円 / 国債買入(固定利回り方式1.245%,20年182回) 落札金額0億円


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JGBトレーディングフロア(2022年12月19日)

債券相場は下落。政府,日銀の共同声明の改定報道を受けて、日銀の政策変更への思惑が強まり売りが優勢だった。昼に政府官房長官から報道を否定する発言が伝わり、先物などは下げ幅を縮めたが、超長期ゾーンは戻りも鈍く全体的に警戒感の払拭には至らなかった。本日より日銀政策決定会合が行われており、市場は、この報道をうけた明日の黒田総裁の会見での発言に注目しているようだ。

【メモ】
☆日銀定例買入オペ1-3年4750億円、3-5年4750億円、5-10年5500億円、10-25年2500億円(定例オペ)。応札倍率は、それぞれ1.50、1.78、1.84、1.77倍。
☆国債買入(固定利回り方式,366~368回) 落札金額12737億円 / 国債買入(固定利回り方式,357、358回) 落札金額0億円。


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