債券相場は上昇。日銀が中長期債を対象に国債の買入れオペを増額して実施したことを受け、長期金利が大幅に低下した。先物も連れる形で一時、前日終値比88銭高の水準まで買われるも、その後は明日発表になる11月全国消費者物価指数を警戒して上げ幅を縮めた。
5-10年ゾーンの買入れオペの落札結果は、按分レートが基準マイナス10.7bpsと大きく流れたが、10年カレント債の368回国債が12/20時点ですでに日銀が全体の86%超を保有しており、流動性の影響が出ているとの見方。YCCの変動幅拡大後も歪みが解消されない状況が続いている。
【メモ】
☆日銀買入オペ3-5年6500億円(+1750億円)、5-10年6750億円(+1250億円)(定例オペ)。応札倍率は、それぞれ1.72、2.04倍。
☆国債買入(固定利回り方式0.5%,366~368回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式0.5%,357,358回) 落札金額0億円 。