債券相場は長期金利が上昇。日銀のYCC政策における長期金利の許容変動幅の拡大の影響がこの日も続いた。日銀は10年債への指値オペに加えて、中長期ゾーンを対象にした臨時の国債買い入れを実施した。一方で超長期債の利回りは低下し、イールドカーブはフラット化。長期金利の上限0.5%を軸にして、各年限の金利水準の落ち着きどころを探っている状況がうかがえる。
先物もこの日の安値で引けるも、夜間取引では前日水準まで買い戻されている。
【メモ】
☆流動性供給入札(372回、残存期間15.5年超39年未満)落札結果
募入最大利回り較差 +0.027%、募入平均利回り較差+0.022%、応札倍率2.89倍(前回2.90倍)。
☆日銀定例買入オペ3-5年1000億円、5-10年1000億円(臨時オペ)。応札倍率は、それぞれ4.16、5.33倍。
☆国債買入(固定利回り方式0.5%,366~368回) 落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式0.5%,357,358回) 落札金額0億円。