ウィークリーレポート(2023年6月9日)

6月第2週は日経平均株価が9週続伸となる+2.35%、NYダウ+0.34%と上昇、ユーロストックス50は▲0.78%の3週続落になりました。

週明けには日米欧の中央銀行による金融政策の発表があります。
5月のFOMC以降の動きを見ると、S&P500は5%超の上昇となっており、「最後の利上げは買い」の過去のパターン通りの動きとなっています。またセクター別の動きを見ても、NVIDIAの好決算という要因があったものの、IT・半導体関連セクターが好調という点でも、やはり、「最後の利上げは買い」のパターンを踏襲しています。
足元の米国経済は、ISM製造業景況感指数など先行指数であるソフト指標では悪化が見られるものの、前週の非農業部門雇用者数など遅行指数は依然として強い数値という景気のはざまにあり、今回の6月FOMCでは利上げ見送りがコンセンサスながらも、一部では7月に再度利上げを予想する向きもあります。
6月FOMCではパウエル議長の会見で7月FOMCの手がかりが得られるか注目です。
S&P500ミニの投機筋建玉は依然として売りに傾いているもの前週から8万枚の減少となっており、6/16のSQに向けてショートスクイーズとなるかもしれません。

日本市場では、週末に日銀政策決定会合を迎えますが、” 日銀は6月会合でYCC軸とした大規模緩和維持の公算大きい”とのリーク報道もあり、また、植田総裁がかつて問題と発言していたETFについても、”ETFを持ち続けることもひとつの選択肢”と国会での発言があり、波乱なく通過すると予想されます。
日経平均株価は33年ぶりの高値更新ということで一時32708円の高値をつけましたが、その後、利益確定とみられる売りに押され、31420円まで下落しました。しかしながら、日経平均の下落した6/7、6/8の先物手口では国内大手証券の売り越しが目立ち、一方で、米系証券は買い越していたことから、これまで株価の上昇を牽引してきた海外投資家の買いはまだまだ止まっていないとみられます。
引き続き、株価の目線は上のままとし、週明けは、FOMC・日銀政策決定会合通過によるボラティリティ低下を狙ってプット売りがよさそうです。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年6月8日)

債券相場は下落。カナダ銀行の予想外の政策金利引き上げで米国の金融引き締め継続の見方が強まり、米国債が下落した流れを受けて売りが先行した。この日の流動性供給入札も軟調な結果となり相場の上値を抑えた。先物は、6月-9月の限月間スプレッドが再び拡がった。ショートロールの動きから9月限への売り圧力が相対的に強まったようだ。

【メモ】
☆流動性供給入札(383回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 +0.003%、募入平均利回り較差+0.002%、応札倍率3.10(前回3.72倍)。


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JGBトレーディングフロア(2023年6月7日)

債券相場は上昇した。米長期金利低下を受けて買い先行で始まるも、その後は小幅のもみあいに終始した。昨日に続き超長期ゾーンは底堅い需要が下支えとなった。来週の日米欧の金融政策の発表を控え、様子見ムードも強まってきている。先物は6月限の最終日に向けたスプレッド取引で価格差の縮小傾向が継続、一時68銭まで縮まる場面も見られた。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


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JGBトレーディングフロア(2023年6月6日)

債券相場は上昇した。米ISM非製造業景況指数が予想を下回り、米国金利が低下したことで買いが優勢だった。この日の30年国債入札は無難な内容となったことも買い安心感につながった。先物は次限月へのロールが活発化。スプレッドはやや縮小傾向で、高値圏ではロングロールの動きが強まっているとの見方。

【メモ】
☆30年債入札(78回リオープン,CPN1.4%)落札結果
最低落札価格102円95銭(1.263%)、平均落札価格103円09銭(1.257%)、応札倍率3.08倍(前回3.49倍)(事前予想価格102円95銭)
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


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JGBトレーディングフロア(2023年6月5日)

債券相場は下落。先週末の米国5月の雇用統計が予想を上回り、追加利上げ観測の強まりで米長期金利が上昇した流れを受けて、国内債も売りが先行した。明日に30年債入札を控えていることや堅調な国内株高も上値を抑える形となった。先物は6月限が13日に取引最終日を控える中、限月間スプレッド取引の出来高が増加(終値75銭)、9月限の建玉が約4400億円増加し、2兆円を超えた。(6月限建玉残:約15.5兆円)

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,368~370回0.50%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,359回0.50%)落札金額0億円。


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