JGBトレーディングフロア(2023年10月13日)

債券相場は下落。9月のCPIの結果を受けて追加利上げ観測が高まり、米長期金利が大幅上昇、国内債も売りが先行した。ただその後は、週末を前に中東情勢の不透明感によるリスク回避の動きによる買い圧力も強まり、取引終盤にかけて下げ幅を縮めた。
ただ中東情勢の緊迫化が続くことによる資源価格の上昇となれば、国内物価の上昇圧力となるため、相場上昇も限られるとの見方もあるようだ。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

ウィークリーレポート(2023年10月13日)

10月第2週の株式市場は、日経平均株価は+4.26%、NYダウ+0.79%と反発、ユーロストックス50▲0.20%の4週続落しました。
前週末に勃発したイスラエルとハマスの紛争は、イランなど他国に広がらないとの見方からリスクオフの材料とはならず、むしろ、月曜にシカゴ連銀総裁が、足元の長期金利上昇が経済/インフレを減速させるならFOMCでの利上げ見送りも可能との発言から債券高となり、金利の低下を好感し株高となる展開となりました。
とはいえ、iシェアーズ米国航空宇宙・防衛ETF(ticker:ITA)は前週比+4.39%とNYダウの+0.79%を大幅にアウトパフォームしており、また、WTI原油先物も週間で5.92%高と中東情勢への警戒感を残した状態です。

中東での紛争を無視するとなると、前週末時点でNYSE騰落レシオは売れすぎ水準に達しており、テクニカルな反発局面に入ったと言えます。木曜夜に発表されたCPIが市場予想よりも強く、米国後期金利は上昇したものの、上述のシカゴ連銀総裁の発言による低下分の半値戻し程度であり、一旦は13週線4.28%までの金利低下を見込みます。

米国金利の低下によるセンチメント改善が続くならば、9-12月の株高の季節性から日本株でも上昇が見込まれ、バリュエーション面からは日経平均の上値34932円と、まだ上昇余地はあるものの、東証・名証2市場合計の信用買残が3兆2687億円と最高値を更新、売り買い差し引きのネットでも3兆2687億円と過去最高で、信用倍率5.88倍は2016年1月以来の高水準となっており、2012年-2016年では信用倍率が5倍を超えると株価が天井のシグナルだったので注意が必要です。
中東情勢の緊迫も質への逃避として米国債を支えている側面もあり、緊迫による金利低下からの株高と非常に不安定な経路をたどっていますので、将来的な波乱を考えるならば11月OPはコール・プット両方を買うストラドルの買いがよいかもしれません。あるいは、ATMプット買い+OTMコール買い+1321日経平均連動ETF/225先物買いのプロテクトの付けたカバードコール戦略もあります。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年10月12日)

12日の債券相場は超長期債を中心に大幅上昇した。米国の利上げ休止観測や中東情勢緊迫化によるリスク回避の動きが強まり、欧米の長期金利が低下したことを受けて買いが優勢だった。先物が前日の夜間取引で大きく上昇しており、サヤ寄せする形で買いが先行、その後はもみ合いとなったが、今晩発表の米国CPIでは、伸びの鈍化が予想され、引けにかけて先物に買い圧力が強まった。

【メモ】
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2023年10月11日)

債券相場は上昇。中東情勢の不透明感に加え、米長期金利が利上げ休止観測の高まりから低下したこと受けて、先週の30年入札以降、軟調な動きだった超長期債を中心に買いが入り、イールドカーブはフラット化した。この日の5年債入札も無難に通過、午後からは中期債も底堅い動きとなった。なお欧州時間に入り、欧米金利低下の流れを受けて、先物が夜間取引で先月21日以来の145円50銭台を回復している(17:30現在)

【メモ】
☆5年債入札(162回,CPN0.3%)落札結果 最低落札価格99円83銭(0.334%)、平均落札価格99円85銭(0.330%)、応札倍率4.06倍(前回4.41倍) (事前予想価格99円83銭)
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


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JGBトレーディングフロア(2023年10月10日)

債券相場は上昇。中東情勢の緊迫化で地政学リスクへの警戒からリスク回避の買いが優勢だった。米長期金利が時間外取引で大幅に低下したことも買いを後押しした。日銀政策修正の思惑で金利の先高観が強かっただけに、情勢の不透明感が買戻し圧力につながるとの見方。
引け後に「日銀物価見通し上方修正へ 23年度、3%近くで検討 値上げ継続と原油高反映」(共同)のヘッドラインが流れて、先物が夜間取引時間に入ってやや上昇幅を縮めた。(145円05銭 18:30)

【メモ】
☆日銀買入オペ(定例)1-3年4250億円、5-10年6750億円、10-25年2000億円、25年超1000億円。応札倍率は、2.45、2.13、2.64、3.46倍。
☆国債買入(固定利回り方式,369~371回1.00%)落札金額0億円 / 国債買入(固定利回り方式,361回1.00%)落札金額0億円。


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