JGBトレーディングフロア(2023年11月8日)

債券相場は上昇。米長期金利の低下を受けて買いが先行し、長期金利は2週間ぶりの低水準(0.845%)を付けた。明日の30年国債入札を前に先回りの買いも入るなど、先月の日銀のYCCの再修正で材料がいったん出尽くしとなり手控えられていた投資家が買いに動いているようだ。もっとも国内金利に対する先高観が後退するほどのファンダメンタルズに変化はなく、平準買いと一部買戻しの動きが中心との見方。

【メモ】
☆日銀植田総裁答弁(衆院財務金融委員会)
「足元の物価高は輸入物価の転嫁による『第1の力』と、賃金と物価の好循環の『第2の力』の二つがあり、前者による物価上昇率は下がるとの見通しを示したが、上方修正を続けてきた。」
「見通しの誤りがあったということは認めざるを得ない」
「後者がまだ弱いという判断はあまり大きく外していない。その部分に基づいて金融政策運営を行ってきたことについては、大きな誤りはなかった」
「第2の力を育てていくために金融緩和を維持している」など。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年11月7日)

債券相場は小幅下落。米国で社債大量発行による需給悪化への懸念から長期金利が上昇したのを受け、朝方は売りが優勢だった。その後は、やや手掛かり材料に欠け、超長期ゾーンは9日の30年入札を前に投資家の買いが入るなど需給中心の動きとなった。日銀の政策修正観測は根強く、予想の中心は来年前半でのマイナス金利解除となりつつある中、それに向けた物価や賃金の動向を見極めに時間を要するとの見方から、一部買戻しの動きも出ているようだ。


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JGBトレーディングフロア(2023年11月6日)

債券相場は上昇。米長期金利が10月の米雇用統計の伸び鈍化を受けて大きく低下し、国内債もその流れを引き継いだ。また定例の日銀国債買い入れオペで、長期ゾーンの応札倍率が低下し需給引き締まりが示されたことも買い安心感につながった。
この日、植田日銀総裁は名古屋市での金融経済懇談会に出席、2%の物価安定目標に向けた「見通し実現の確度が少しずつ高まってきている」と述べる一方、賃金と物価の好循環がどの程度強まるか不確実性が高く、現時点では物価目標の持続的・安定的な実現を「十分な確度をもって見通せる状況には至っていない」とし、総じて相場への影響は限定的だった。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年4250億円、3-5年4500億円、5-10年6750億円、10-25年2000億円、25年超1000億円。応札倍率は、1.87、1.69、1.23、2.03、1.93倍。


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JGBトレーディングフロア(2023年11月2日)

債券相場は上昇。米FOMC結果やその後のパウエルFRBの発言を受けて米長期金利が大幅に低下した流れを引き継いだ。また、この日の10年債入札も無事に終えたことも買い安心感につながり上げ幅を拡大した。日銀のYCC再修正で、政策変更に対する警戒感は一旦後退、明日からの3連休中に発表される米雇用統計を控えて、先物中心に買戻しの動きも活発化したようだ。

【メモ】
☆10年債入札(372回,CPN0.8%)落札結果 最低落札価格98円95銭(0.915%)、平均落札価格99円00銭(0.910%)、応札倍率3.62倍(前回3.93倍) (事前予想価格98円95銭)


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ウィークリーレポート(2023年11月3日)

10月最終週の株式市場は、日経平均株価は+1.10%、NYダウ+1.70%、ユーロストックス50が+1.90%と揃って上昇しました。
日銀政策決定会合では、事前報道ほどの政策変更はなく、YCCレンジを据え置きとする一方で、指値オペを廃止しより柔軟に運用できるようにという変更でした。発表後には、前夜に日経新聞社の観測報道での下げ分を回復、JGB先物は前日比で小幅安となったものの、為替は円安の反応で日銀の姿勢がハト派のままだと受け止められました。

FOMCでは利上げを見送り、市場予想通りの据え置きとなりましたが、パウエル議長の会見で、最近の国債利回りの上昇や、それが今後の金融政策にどんな影響を与える得るかについての言及もあったことから、足元の米国長期金利の上昇によりこの先の追加利上げの可能性が下がっていることを好感し、同日の米国10年債は19bp低下、S&P500は1.05%の上昇となりました。
さらに、11/2雇用統計が、市場予想+180Kに対して+150Kと弱含み、また、前回までの統計も下方修正されたことから、実体経済の過熱感の低下が意識され、米国長期金利は4.47%まで急低下となりました。
今年何度目かになる「最後の利上げは買い」の動きとなっています。

当レポートでたびたび触れているNYSE市場の騰落率 Breadth Indocatorは、月末31日の38%から11/3金曜日に56%と急速に上昇、10営業日以内(~11/15)に61.5%を上回れば、Zweig Breadth Thrustという中長期の買いシグナルとなります。前回は4/3にシグナル点灯、7/27の高値4607ptまで11.70%の上昇となっており、仮にシグナルが出るようならば、年末に向けたラリーが期待できます。


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