JGBトレーディングフロア(2023年11月14日)

債券相場は上昇。この日の5年債入札が好調な内容となり、投資家の需要が確認できたとの安心感から買いが優勢だった。先物も午後からディーラーの買戻しで上昇基調を強めたが、買い一巡後は、今晩発表の米国10月CPIでは改善の動きが依然鈍いとの見方も強まっていることや昨年10月以来の円安水準に達した為替相場が介入警戒も含めて不安定化することが予想され、様子見モードが強まりもみ合いとなった。

【メモ】
☆5年債入札(163回,CPN0.4%)落札結果 最低落札価格99円90銭(0.421%)、平均落札価格99円91銭(0.418%)、応札倍率4.17倍(前回4.06倍) (事前予想価格99円86銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年11月13日)

債券相場は下落。先週末の米長期金利が、ミシガン大の5-10年後の物価見通し調査でインフレの高止まりが示されたことへの懸念から上昇し、国内債もその流れを引き継いだ。また明日行われる5年債入札や、米国の10月CPI発表を控えて、ポジション調整の売りも相場を押し下げる形となった。ただ、金利水準次第では、買いを入れたいとする最終投資家の需要も控えているようで、先物などは売り一巡後は買戻され下げ幅を縮めた。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2023年11月10日)

債券相場は下落。米長期金利が低調な30年債入札やFRBパウエル議長の発言などを受けて上昇した流れを受けて売りが先行した。先月末の日銀会合を通過後、国内債は買い優勢の動きが続いたが、日銀の政策修正観測が根強くある中で、その動きは一巡したとみる向きも多く、この日は高値警戒感が売り圧力となった。

【メモ】
☆パウエルFRB議長発言(IMF会議)
「金融政策のさらなる引き締めが適切となれば、そうすることをためらわない」
「数カ月の良好なデータで見誤るリスクと、引き締め過ぎるリスクの両方に対処できるよう、引き続き慎重に行動していく」など。
☆日銀買入オペ1年以下1500億円、1-3年4250億円、3-5年4500億円、10-25年2000億円。応札倍率は、1.77、1.56、2.16、2.56倍。


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光世証券株式会社
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ウィークリーレポート(2023年11月10日)

11月第2週の株式市場は、日経平均株価は+1.93%、NYダウ+0.65%、ユーロストックス50が+3.99%と続伸となりました。
米国10年債金利は週間で7bp小幅上昇となったものの4.65%と前月の5%超からは落ち着いた様相です。金曜日にはNYダウは391ドル高と大幅な陽線を引き、前日の下げを否定、目先の強さをうかがわせており、引き続き「最後の利上げは買い」のモードとなっています。

ハイイールドスプレッドは4.27%と今年9月以来の低水準で落ち着いており、VIX指数も14.17ptとこちらも9月以来の低水準で、リスク指標面からは危うさは感じられず、次回12月FOMCまでラリーのケースも考えられます。

11/14には米国10月CPIが発表されます。クリーブランド連銀のCPI Nowでは足元のインフレ率は3.28%まで下がっており、10月CPIの市場予想では前年比3.3%と前月の3.7%から鈍化が見込まれていますので、市場予想通りならもう一段の金利低下/グロース株上昇もあります。

日経平均に関しては、向こう12か月の予想EPSに基づいた上限は、34600円とまだ上値余地があり、6月、9月と失敗した34000円台へ期待が持てます。ストラテジーとしては12月限カバードコール、あるいは33000円のストラドル売りがよさそうです。


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JGBトレーディングフロア(2023年11月9日)

債券相場は上昇し、長期金利は約3週間ぶりの低水準を付けた(0.835%)。前日に続きこの日も米長期金利低下を受けて買いが優勢だった。またこの日の30年国債入札も順調な結果となり安心感につながった。ただ月初より買いが先行していた先物は、先月の日銀政策決定会合前から意識されていた145円台手前で高値警戒感が強まり、引けにかけて上げ幅を縮めた。

【メモ】
☆30年債入札(80回,CPN1.8%)落札結果 最低落札価格100円95銭(1.751%)、平均落札価格101円15銭(1.741%)、応札倍率3.62倍(前回3.06倍) (事前予想価格100円90銭)

☆日銀植田総裁発言(参院財政金融委員会)
「金融政策の正常化の際にマイナス金利とYCCを解除する順序を現時点で表明することはできない」
「解除の順序は2%の物価安定目標の持続的・安定的な実現が見通せた時の経済・金融・物価情勢に大きく依存する」
「現時点でそこを決めたり、決めて表明するということはなかなかできない」
「物価目標実現見通せるまでマイナス金利とYCC枠組み維持」
「2%インフレ率の持続的・安定的な実現、賃金と物価の好循環が強まっていくかどうかの確認が重要」
「企業の賃金・価格設定行動の一部に従来よりも積極的な動きが見られ始めている」
「来年の春季労使交渉の動向が重要な要素の一つ-賃金と物価の好循環見極め」
「物価の先行きを見通すためには、賃金がある程度以上上がることは極めて重要」
「一時的に日銀の財務が悪化しても政策運営能力に支障ない」
「中銀財務の健全性確保は重要-信認低下につながるリスク」ほか。


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