債券相場は下落。米長期金利が時間外取引で上昇したことや、円安進行を背景とした日銀の追加利上げ観測も根強く、新発10年国債利回りは再び1%台に上昇した。7日の10年債入札以降、1%割れでの需要が出てこないとの声も聞かれる中、明日の30年債入札を控えて一定の警戒感が相場の重しになったようだ。
超長期債は年度内の発行減額が難しそうな状況で需要に不透明感があるとの見方。追加利上げについては、7月の利上げが金融市場の混乱を招いたとする声を踏まえて、植田日銀総裁はじめ審議委員や関係者からの地ならし的な情報発信の有無が、その確度に影響しそう。
【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3250億円、3-5年3250億円、5-10年3750億円、10-25年1500億円。応札倍率は、それぞれ3.01、3.79、2.09、2.49倍。
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