JGBトレーディングフロア(2024年8月7日)

債券は中長期債が上昇した。日銀内田副総裁がこの日函館の金融経済懇談会で「市場が不安定な状況で利上げすることはない」と発言するなどハト派的なスタンスを示したことなどを受けて買いが優勢だった。ただ、これまでの日銀の基本的なスタンスを踏襲しながら目先の市場の動揺を抑える意図があったとして、買いの勢いは長くは続かず、取引終盤にかけて発言を織り込む形で徐々に上げ幅を縮めた。また、超長期債は明日の30年債入札に対する警戒感から売りが膨らんだ。国内株式市場やドル円相場が引き続き動きの荒い展開が続いており、その影響もあって参加者も限られているようだ。

【メモ】
☆日銀買入オペ1年以下1500億円、1-3年3500億円、3-5年3750億円、10-25年1500億円、応札倍率は、2.82、3.05、1.87倍。
☆日銀内田副総裁函館市金融経済懇談会における挨拶「最近の金融経済情勢と金融政策運営」


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