債券相場は上昇し、長期金利は3週間ぶりの水準(1.015%)に低下した。米長期金利がこの日の時間外取引で低下したことや、国内の流動性供給入札を順調に終えたことで買いが優勢となった。9月利下げが視野に入る中で米金利が低下しやすくなっていることが円債相場の大きなサポートになっているほか、為替の円安一服で、日銀の早期利上げの可能性が低下したとの見方が買いにつながった。ただそれでも、7月日銀会合に向けて早期利上げや国債買入れの大幅減額に対する警戒感はまだ続いており、長期金利が1.00%を下回っていくのは難しいのではないかとの声も聞かれた。
【メモ】
☆流動性供給入札(409回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.029%、募入平均利回り較差-0.031%、応札倍率3.43倍(前回3.45倍)


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